わたしたちが「モンゴル」と呼ぶ地域は、多くの場合「モンゴル国」のことになってしまうようなのですが、広い意味で「モンゴル」と呼んだ場合忘れてはならない地域に「内モンゴル」があります。極めて大雑把に言えば、モンゴル人と呼ばれる人々が住む地域はモンゴル国を中心として中国、ロシア、そしてアフガニスタンなど広域に及びます。モンゴル国だけ指して「モンゴル」と区切ってしまうのは、ちょっともったいない。ここでは、「内モンゴル」についてわかりやすくまとめたブログ記事を見つけましたので、簡単に紹介します。
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モンゴル国 |
内モンゴル |
行政 |
独立国家です。ロシアの影響を受けています。 |
中国の自治区です。中国(漢民族)の影響を受けています。 |
面積 |
日本の4倍 |
日本の3倍 |
人口 |
265万人ほど、首都ウランバートルに集中 |
400万人ほど、自治区全体では漢民族が多数を占める。モンゴル族は東北に多い。 |
言語 |
ハルハ・モンゴル語を使用しています。 |
チャハル・モンゴル語などさまざまなモンゴル語や中国語が使用されています。 |
文字 |
キリル文字(ロシア文字)による新モンゴル文字を使用しています。 |
伝統的なモンゴル文字を使用しています(もちろん中国語を記すのには漢字が使われます)。※言語についてはコチラ→「モンゴル語の地平」 |
歴史 |
1924年、ロシアの支援でモンゴル人民共和国として独立。 |
関東軍やソ連によって独立が阻まれる中、1949年に中華人民共和国が成立、自治区に留まることとなる。 |
※すっごい簡略ですが詳しくは参照元ブログをご覧ください。この背景には、さらに清朝時代に分かれていた区分なども関わってくるはずですが、ここでは省略します^^
最終更新:2014年03月03日 11:03