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胸部 側臥位(デクビタス)撮影
CTが使用できない施設における少量の胸水や気胸の観察に有用。
【ポジショニング】
発砲スチロールなどの台に患者を側臥位で寝かせる。下側の肺野もすべて写真に写るようにする。
AP方向、もしくはPA方向で撮影する。両腕は拳上する。
胸水や血胸:縦隔に液面が隠れないように、検側を下にした側臥位
気胸 :縦隔に空気が隠れないように、検側を上にした側臥位
【X線入射点/距離】
第7胸椎の高さ(正中線と両乳頭を結ぶ線上)に垂直入射。撮影距離=100~120cm
【撮影条件】
90kV, 5mAs
【チェックポイント】
肺野が欠けていない事。
動きによるブレがない事。
適正なコントラスト、寛容度である事。
体に捻れがない事。
十分な吸気で撮影されていること。(横隔膜より上に後方第10肋骨まで観察できること。)
最終更新:2024年02月15日 23:56