一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。

The English version of the new website is available here !!












ウォーターズ法


【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など)
  頭頂部で髪を束ねている場合は、解く。髪を下ろすと顔が隠れてしまう場合は塊ができないように結ぶ。

【ポジショニング】
  腹臥位または座位(立位)。(※ 液面像を描出するには座位(立位)でX線を水平入射 )
  正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。
  顎をフィルムに付けた状態でおでこを上げ、ドイツ水平線とフィルムがなす角度を45度にする。
      ※ドイツ水平線は眼窩下縁と外耳孔上縁を結ぶ線
  写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。
  両手を顔の横に置き、体位を安定させる。
  正中線をフィルムと垂直にする。

【X線入射点/距離】
  距離100cm、前鼻棘を射出点としてフィルムに垂直入射。
  照射野は頭部全体が投影される範囲に広げる。
   (副鼻腔のみを対象としているなら、副鼻腔が含まれれば良い)

【撮影条件】
  75kV/32mAs リス(+)

【チェックポイント】
  上顎洞が広く描出されていること。(錐体上縁が上顎洞の下縁に接するように投影する。)
  正中矢状面とフィルム長軸が合っている事。
  左右マーカーが入っていること。
  目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
  左右対称に投影されていること。

【画像】

逆ウォーターズ法

救急など患者の体位の変換が困難な場合に仰臥位で撮影する。

【ポジショニング】
  仰臥位。
  正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。
  顎を上げ、ドイツ水平線とフィルムがなす角度を45度にする。
      ※ドイツ水平線は眼窩下縁と外耳孔上縁を結ぶ線
  写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。
  正中線をフィルムと垂直にする。

【X線入射点/距離】
  距離100cm、
  前鼻棘に垂直入射

【撮影条件】
  75kV/32mAs リス(+)

掲示板
最終更新:2024年02月05日 23:42