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X線を頭尾方向に斜入射するため、非検側が検側に重ならずに足側に投影される。乳突蜂巣の含気状態を観察するのに有用。
額関節を目的とする場合には開口と閉口の2通り撮影する。
【撮影前チェック】
検側はどちらか確認する。
障害陰影となるものを外す。
(ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など)
【ポジショニング】
目的とする部位をフィルム面に近づけた体位とする。
腹臥位。
頚部を旋回して検側の耳をフィルムにつける。
頭部が完全に側面となるよう頭頂部側、顔面側の双方から確認する。
正中線をフィルムと平行にする。
写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R、L)を置く。
【X線入射点/距離】
距離100cmで検側の外耳孔へ向け頭尾方向30度で斜入。(入射点は非検側の4横指上にする)
【撮影条件】
75kV/16mAs リス(+)
【チェックポイント】
乳突蜂巣の含気を投影すること。
左右の顎関節が重ならずに上下に投影されていること。
マーカーが入っていること。
目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
【画像】
最終更新:2024年02月05日 23:40