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レーゼ法

  -打撲によって、視神経管が通る細いトンネル状の骨の穴に骨折や血腫による骨陰影の変化の有無を投影する撮影法。
   視束管だけでなく周辺の顔面骨形や眼窩側壁、篩骨蜂窩も描出する。(図解頭部・頸部撮影法/オーム社 より)

  障害陰影となるものを外す。
   (ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など)
  髪を束ねている場合は、解く。

【ポジショニング】
 <簡単>
 ①仰臥位(背臥位)。(図解頭部・頸部撮影法/オーム社 より)
  鼻棘耳孔線をカセッテに対して垂直にする。首の後ろにタオルを入れ、顎を上げた状態で安定させる。
  正中矢状面を非検測に37度傾ける。
  写真上で左右の判断が付かないため撮影後はすぐにマーカーを画像処理により入れる。

 <難しい>
 ②腹臥位。  (診療画像解剖学テキスト/文光堂 より)
  検測の鼻尖と眼窩外縁をカセッテにつけ、頭を検測へ37度傾ける。


【X線入射点/距離】
  距離100cm、カセッテに垂直入射。
 ①中心は外眼角とする。

 ②中心は検測眼窩の中心。

【撮影条件】
  75kV/25mAs リス(+)
  呼吸停止で撮影

【チェックポイント】
  視神経孔および視神経管が、眼窩外縁の内側に、丸く描出される。
  前頭洞および篩骨洞から、上顎洞に重積した眼窩下縁まで、明瞭に描出されるコントラストと寛容度である。
                                    ( 放射線画像技術学/医歯薬出版 より)

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最終更新:2024年02月05日 23:41