災害


Anno2070をプレイしていると、様々な災害がランダムで発生することがあります。
これらの災害の種類・影響とそれらに対する予防策・解決策を知っておくことでいざという時に備えましょう。

Fire (火災)

原則として市民が生活する住宅にのみ発生しますが、敵の攻撃などで大ダメージを受けた場合には生産施設などでも発生します。
また、Oil Rigでも発生します(油田火災の項で詳述)。
火災を起こした建物はHPが徐々に減り始め、0になると破壊されます。このとき、隣接している全ての施設に飛び火します。
Fire Stationが火災現場をカバーしていれば、消防車が出動して火災を消してくれます。
消防車の放水活動には建物のHPを回復させる効果があるため、消防車の到着が間に合いさえすれば必ず鎮火に成功します。
最も発生しやすく、対策も打ちやすい災害ですが、高難易度ではHPの減りが激しいため、消防車が間に合わず飛び火に次ぐ飛び火で大惨事ということもありえます。
隣接した建物がなければ飛び火は起こらないことから、火災が発生したら隣接している建物を全て削除してしまうという「破壊消火」という手法もあります。
とっさに消防署を立てる余地がないときなどはこの手を使いましょう。建物を削除したときに建設コストが帰ってくる低難易度設定では特に有効です。(火災中の建物は削除できないため損はしますが。)
なお、Fire Stationにはその島での火災の発生率を下げる効果もあります。

Pandemic (伝染病)

住宅にのみ発生する災害です。伝染病の流行により住民の死亡・退去が生じ、人口が減っていきます。
放置しておくと最終的には住宅が人口0の廃墟になってしまう可能性があります。また、Pandemicは住宅から隣接する住宅へと広まっていきます。
PandemicはHospitalの効果範囲内であれば解決されますが、火災のように即座には解決できません。
この災害はエコバランスが低いと発生しやすいといわれています。Hospitalにはこの災害の発生率を下げる効果があります。

High Crime Rate (犯罪多発)

住宅にのみ発生する災害です。現象としてはPandemicに似ており、放置しておくと次第に広がっていき、住宅から人がいなくなってしまいます。
また、この災害が発生した住宅は、災害が終結するまで人口が伸びなくなります。
Police Stationがあれば解決できますが、Pandemicと同様に解決には時間がかかります。
この災害は税率が高かったり、物資の供給が不十分だったりして住民の満足度が低いと発生しやすいといわれています。
Police Stationにはこの災害の発生率を下げる効果もあります。

Uprise / Rioting (暴動)

市民が突きつけてきたUltimatumに正しく対応できなかった場合、その島の全住民を巻き込む形で暴動が発生します。
暴動が起こると税収の減少、人口の流出、生産活動の停止が生じますが、その程度は都度異なります。
暴動は比較的短時間で収まるので、経済状況に余裕があれば発生しても致命的な打撃にはならないでしょう。
暴動への対策には以下があります。
  • Ultimatumによるクエストをきちんとクリアして暴動の芽を摘む。
  • Monumentを建設する。Monumentの効果範囲内に住む住民は暴動を起こさない。(要確認)
  • 暴動が発生したらアイテム"Anti-escalation equipment"?を使用して鎮圧する。(Deep Oceanのみ)

税率が高すぎるなどの理由でUltimatumとは関係なしに暴動が起きることもあるようです。(要確認)

Reserch Accident (研究中の事故)

Laboratoryでアイテムの製造を行なっていると、事故が発生することがあります。
事故は3つの等級に分かれます。
  • 漏出
周囲の住宅でPandemicが発生します。
  • 火災
LaboratoryのHPがほぼ半減した上で火災が起こり、その後周辺の住宅でPandemicが発生します。
短い期間にこの事故が2回連続するとLaboratoryは完全に破壊されてしまいます。
  • 爆発
突如Laboratoryが爆発して消滅します。その後周辺の住宅でPandemicが発生します。
火災や周囲の建物への損害は発生することもあれば発生しないこともある模様です。

Laboratoryを利用する場合は、あらかじめ事故の発生を見越してFire StationとHospitalを近くに建てておきましょう。
あるいは事故の発生率を下げるための処置を取りましょう。
Laboratoryで製造できるアイテム"Maintenance unit"を使用するのが最も簡単に実現できる方法になりますが、効果時間に制限があるのが欠点です。
他にもFormula "High-Security Laboratories"をArkに装備するなどの方法があります。

油田火災

Oil Rig(海底油田掘削施設)では火災が発生することがあります。
この火災を鎮火するには、Laboratoryで製造できるアイテム"Emergency equipment"を使うしかありません。
Emergency equipmentは戦闘艦のみが使えるアイテムで、油田火災を放水で鎮火します。
消防車と同様、放水にはHP回復効果があるため、放水開始が間に合えばOil Rigを失わずに済みます。
しかしながら、放水の開始が遅いとOil Spill(原油流出)による被害の発生を防げないことがあります。
火災対策としてあらかじめEmergency equipmentを製造しておくことをお勧めします。
また、油田火災の発生率を下げる専用アイテムも複数ありますし、Maintenance unitの使用も効果があります。

Oil Spill(原油流出)

Oil Rigの火災やOil Tankerの撃沈によって原油が海に流出することがあります。
流出した量がそれほど多くなければ問題になりませんが、大量に流出した原油が島の沿岸にまで達してしまうと災害扱いになります。
この災害は島のエコバランスを-500に固定してしまう上、Fisheryの生産効率を33%に下げてしまいます。
解決するには、Laboratoryで製造できるアイテム"Effluent pump"などの原油回収装置を戦闘艦に搭載し、原油を回収しなければなりません。
作業にはそれなりの時間がかかり、その間ずっと戦闘艦が拘束されます。

Nuclear Accident (原発事故)

Nuclear Power Plantは強力で環境への影響も低めな発電所ですが、事故のリスクがあります。
原発事故には三段階の等級があります。
  • Minor Incident
 事故があった、という報告が来るだけで実害はありません。発生する事故のほとんどはこれです。
  • 放射能漏れ
 放射能漏れにより島のエコバランスが-500になり、住宅がランダムに放射能汚染されます。
 放射能汚染された住宅からは人が退去し、最終的には廃墟になります。
 一度汚染された建物は汚染が消えるまで削除できませんが、
 Hospitalは汚染の除去を行うことができます。(要確認)
  • 爆発事故
 原発が爆発し、周りの建物もろともに消滅します。上記の放射能漏れの効果も同時に発生します。
 原発の周辺地域は放射能で汚染され、建物が建てられなくなります。
 これは時間が解決してくれるのを待つしかありませんが、相当な時間が必要です。
 また、破壊された原発はNuclear Power Plant Ruinになり、島のエコバランスを永久に100ポイント減らします。
 Deep Oceanではアイテム"Clearnce device"?を使用することでこの残骸を除去できます。

原発事故を防ぐには、事故発生率を下げる専用アイテムを発動させておくのが最も効果的で、複数のFormulaなどを組み合わせれば事故の発生率を0%に押さえ込むことも可能です。
これには同時に原発反対運動(Ultimatum)の発生率を引き下げる効果もあります。
そこまで用意する余裕がないときはMaintenance unitを投入しましょう。
ある程度まで対策を採っていればMinor Incidentより上の事故に遭遇する可能性はほとんどありません。
また、Nuclear Power Plantがある島で電力不足が起こると事故の発生率が高まるといわれています。
電力の使いすぎに注意しましょう。

Acid Soil(酸性土壌)

厳密には災害ではなく、エコバランスがマイナスのときに農作物の生産効率が下がる現象を表すものです。
解決策はエコバランスを回復させることしかありません。

Smog(スモッグ)

これも厳密には災害ではなく、エコバランスがマイナスのときに住民の満足度が下がる現象を表すものです。
解決策もやはりエコバランスを回復させることしかありません。

Acid Rain (酸性雨)

エコバランスが非常に悪化しているときに発生する災害で、農作物の生産効率が大幅に下がり、
さらに農場の周りに建設してあるFieldがランダムで破壊されます。
発生してからの対策はありません。エコバランスを回復させれば自然と元に戻ります。

Respiratory disease(呼吸器疾患)

エコバランスが非常に悪化しているときに発生する災害で、住民の満足度20%低下+全生産施設の作業効率50%低下という凄まじい悪影響により経済活動に致命的な打撃をもたらします。
これも発生してからの対策はなく、エコバランスを回復させればそのうち解決します。
最も有効な予防策はあらかじめ環境改善を行なうことです。例え低難易度設定でも-500付近には行かないように気を配りましょう。
一度これが起こってしまうと、発電所の燃料となる物資の産出が低下することで慢性的なPower不足に陥り、生産施設の効率がさらに落ちる上に環境改善施設を稼動させることも出来なくなる恐れがあります。このような事態を打開するために、別の島で燃料物資を製造して輸送する体制を作る手はずを整えるのがよいでしょう(可能であれば自然エネルギーに切り替えるという方法もありますが…)。

Respiratory diseaseによる恐るべき打撃を受けつつあるTycoonの島。島全体が灰褐色のスモッグに覆われています。この直後Powerが-100を切って復帰が困難になりました。

Tornado (竜巻)

自然災害の一種ですが、エコバランスとは無関係に発生します。
竜巻はセクターの境界に出現した後ランダムに進路を変えながらセクターを横断していき、その間にいくつもの島に上陸しては建物を破壊していきます。
竜巻に巻き込まれた船や建物は大抵は助かりませんが、HPの高い建物であれば生き残ります。
発生率は極めて低いため、数十時間プレイしてもお目にかからないこともあります。

竜巻に蹂躙されるTechの市街。HPの高いAcademyは持ちこたえています。

Tsunami (津波)   (Deep Oceanのみ)

Geothermal Power Plant?を長期間使用しているとこの災害が発生することがあります。
発生源のPower Plantを中心に環状に津波が広がっていき、Offshore Wind ParkやPort Authorityのような沿岸・洋上施設に致命的な打撃を与えます。
地上施設は海岸のすぐそばに建てていても水を被るだけで破壊されることはありません。海中の施設や船も影響を受けません。
また、洋上で津波に巻き込まれた船はダメージを受けますが、竜巻のように一瞬で沈むほどの大ダメージではありません。

津波は起こってしまうと手の打ち様がありませんが、始めから発生源の位置が分かっている上に、発生源から距離が離れていれば影響はなく、また発生源と逆の方向を向いている海岸は島が盾になってくれるおかげで距離が近くても損害を受けません。
従って、津波が発生した時の損害がどのようになるかを事前に予想し、建物の配置を見直したり建築資源を備蓄したりすることでいざというときの損害を減らしましょう。

左から津波が来ます…


津波を受けたFisheryとPort Authorityが大破し、Quay Wallは跡形もなく消滅しました。Tea PlantationとWind Parkはもろに水を被りながらも正常運転中です。T38 Ocean Gliderもダメージを受けましたが大したことはありません。なお、Port Authorityの左にあるFisheryはたまたまクエストの発生源になっていたためダメージが適用されませんでした。

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最終更新:2012年10月20日 18:26