一撃必中 2×4=8(にしがはち)
三歩進んで五歩下がる
地獄の技の応酬に
咲いて散るのは彼岸花
のり巻き 太巻き 真知子巻き
獣の毒手が死を誘う
六波羅蜜を飛び越えて
七転八倒 重労働
次回 「キルミーベイベー」
キルその2
「わざぬんちゃくでくまふうせん」
さて どうする? 折部やすな
一難去って また一難
生まれてきたのは三男坊
スプーン曲げて サジ投げて
ワラをもすがる アメフラシ
謎の八重歯がキラリと光りゃ
知恵を絞って夢土俵
天が嘆くか 地が泣くか
夜のしじまに愛が散る
次回 「キルミーベイベー」
キル その3
「えすぱのろえばあめずもう」
さて どうする? 折部やすな
イチかバチかの大ばくち
なだめすかして 蝉時雨
棒とカップの化かし合い
刺客四面の泥仕合
IがIして IせばIす
とかく この世は伏魔殿
五臓六腑に染み渡る
百鬼夜行の花吹雪
次回 「キルミーベイベー」
キル その4
「あいするすいかよがしかく」
さて どうする? 折部やすな
一子相伝 二者択一
ゼニの花咲く修羅の道
虫取り 尺取り 揚げ足取って
波のまにまに風が舞う
幼き日々のおはやしに
操る指は死の香り
煉獄火炎のただ中で
歌う調べは鎮魂歌(レクイエム)
次回 「キルミーベイベー」
キル その5
「むしをまつりてうみにんぎょう」
さて どうする? 折部やすな
一気呵成の女郎蜘蛛
風吹く街の あだ花か
今日は南極 あしたは四国
歌舞音曲に国士無双
からくり やりくり 膝栗毛
ヘクトパスカル ミリバール
煙たなびく地の果てに
見よ 禁断のイスカリオテ
次回 「キルミーベイベー」
キル その6
「へそからくりでてるごおり」
さて どうする? 折部やすな
一蓮托生 闇がらす
酔って焦がれて日が暮れる
文化並べて水飲めば
いななく馬もマクリ差す
命知らずの丸い玉
刺して刺されてササニシキ
誘う しじまの紅が
黒く染まって奈落道
次回 「キルミーベイベー」
キル その7
「ぶんかおてだまできばせん」
さて どうする? 折部やすな
一姫二太郎 三国志
小首傾げて 涙雨
俺とお前の一斗缶
油地獄の向かい風
流れる旋律(しらべ)たゆたえば
知らぬ存ぜぬターゲット
霞む白夜の端境は
HELLとHEAVENの毒林檎
次回 「キルミーベイベー」
キル その8
「はまりかなでりつきささり」
さて どうする? 折部やすな
一網打尽の旗頭
阿修羅 眺めて暮れなずむ
なくし見つけて襲われて
空虚はるばる バルトロマイ
運を頼りの神頼み
明日なき我を慈しむ
熱波蒸気の月かげろう
混濁破戒 闇を斬る
次回 「キルミーベイベー」
キル その9
「つりつちのこしわすれえだ」
さて どうする? 折部やすな
一日千秋 未練鳩
命からがら雲隠れ
寒さしのぎの衣手に
雪は降りつつ風邪模様
操り飛べば待ちわびて
赤と緑の地獄行き
誓いさざめく罪と罰
過ぎる霧氷に何を思う!
次回 「キルミーベイベー」
キル その10
「さんたつららてゆきだるむ」
さて どうする? 折部やすな
一も二もなく向かい風
騒ぐ稲穂は宵の口
竹が光って桃が割れ
鶴が鳴く鳴く風呂入る
鬼が西向きゃ凧ひがし
食って詰まって夢うつつ
架かる天河の瞬きは
七擒七縦 地獄門
次回 「キルミーベイベー」
キル その11
「ふろたこもちてはつゆめし」
さて どうする? 折部やすな
1泊2日の遣唐使
2泊3日の逃避行
騙る暴挙 血の虜
漂う香り 薄荷脳
落ちる間際のゆりかごに
ゆがむ記憶は ほろ苦く
散る波越えて叫べども
暴き魔爪に風すさむ
次回 「キルミーベイベー」
キル その12
「ちょこがねむけてけがしっぷ」
さて どうする? 折部やすな
一点突破 乱れ咲き
時空鮮烈 万死の儀
冷酷非道の鉄のかせ
哀れ積み箱 時刻む
生まれいずるは苦しみに
去りゆく途は別れ川
有為転変にさすらうは
人の世の常 心意気
次回 「キルミーベイベー」
ザ・ラストキル
「きるがみーしてべいべする」
答えは お前の中にある
最終更新:2012年03月23日 03:56