【有象】

【有象】(うぞう)とは、奇異國町奇譚構成要素を示す語の一。

語義

【奇譚】【講釈師】の軽妙洒脱重厚長大な語りによって物語られてこそ町を奇異國たらしめるに足るだけの価値を持ち、その数奇なる物語は聴衆によって密やかに、またおかしげに口々に伝わりてこそ複雑怪奇な【奇譚】足りえる。タイトロープを渡り抜く凄まじき道化の業(わざ)も、万雷の拍手なくしてはそれは虚仮なる綱渡り。【有象】は聞き手にして語り手、心底で怪異を渇望する町の平凡な聴衆、人々の非生産的な営みそのものを示す語である。





















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最終更新:2012年10月23日 21:12
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