【猿髭(さるひげ)党の終焉(おわり):the Catastrophe of Monkey Beard Gang】
【猿髭党の終わり:the Catastrophe of Monkey Beard Gang】は、
V.O.Bが製作、放映する人気ドラマ。放映時間は毎週日曜23:30~24:00。あらゆる登場人物の視点から執拗に繰り返される回想劇、その度に複雑さを増すバックグラウンドが魅力の所以である。
大の大人たちは月曜の仕事場で猿髭団の話題に花を咲かせる。
荒筋
時は戦乱。天下を世直す猿髭党を名乗り、猿髭(さるひげ)をかしらと仰ぐ冷酷非道の盗賊たちは近隣の村を荒らしまわり、狼藉の数々を繰り返していた。影に在り、その采配を振るうのは「天地一切を知る」と嘯(うそぶ)く仮面の妖術師、鬼百足(おにむかで)。彼の云う「大きな仕事」のために略奪した財貨は近在山の何処かに溜め込まれ、その絵図は盗賊一味それぞれに奇妙な暗号文の形で渡されていた。「大きな仕事」を間近に控え、鬼百足は突如として姿を消す。「大きな仕事」とは一体何か。宝は何処に隠されたのか。彼はなぜ、消えたのか。一味の間に、陰謀と猜疑の渦が巻く。
登場人物
猿髭党
猿髭(さるひげ)
:党のかしら。陽気で楽天的だが容赦の無い残忍さを併せ持つ。鬼百足を一の仲間と持ち上げるが、実権を握られたことを内心苦々しく思っていた。
鬼百足(おにむかで)
:顔の火傷を面で覆い、不自由な脚を杖で庇う老いた妖術師。絵草子(えぞうし)を用いた奇妙な占いで党の先を決める。此の世に憎しみをもち、猿髭が時折覗かせる深い闇に惹かれる。
夜叉姫(やしゃひめ)
:猿髭に拐わかされた太夫の囲われ者の娘。無邪気にして妖艶、その美しさは見る者の心を奪う。
野狐(のぎつね)
:没落した家の再興のために党に加わるが、その本分を見失う。猿髭と鬼百足の横暴に業を煮やしていた。策謀家にして血に飢えた人斬り。
七郎太(しちろうた)
:党のかしらの座を狙う年若き賊。上にへつらい、下に厳しき豺狼の如き男。恋に狂い、野狐と結託して猿髭の命を狙う。
天津(あまつ)
:猿髭の義姉。激情的で傲慢な女。鬼百足に取り入ろうとするが、無下に扱われたことを恨みに思っていた。
瑞葉(みずは)
:鬼百足の身の回りの世話をする下女。思慮は浅いが世知に長け、情け深い。妖物と化した鬼百足も彼女にだけは、人間らしい一面を見せる。
獄門太郎(ごくもんたろう)
:賊の下働きに勤しむうすのろの大男。粗野だが純朴。瑞葉に思いを寄せる。
華(はな)
:党に焼け出された村の娘。猿髭の剛健さに惹かれ、一味に加わる。瑞葉の善き友である。
その他
太夫(だゆう)
鬼百足の策謀により、夜叉姫を引きはがされた公家の男。復讐の炎を滾らせる。
村長(むらおさ)
【編集中】
村民たち
【編集中】
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最終更新:2012年10月18日 20:57