検証シリーズにおいて中国語版は、台湾で制作された公式のものと、 中国本土で非公式に制作されたとおぼしきものの二種類が存在している。 |
ここでは公式と判明している台湾版を扱っている。 |
台湾版のるろうに剣心は、1998年放送の民視(民間全民電視公司)版と、2007年放送のANIMAX/AXN版の二種類があるのだが、現在検証シリーズにて見られるものは全てANIMAX/AXN版である。 |
どちらも北京語で収録されており、タイトルも共に「神劍闖江湖(*1)(シェンジィェンチュァンジィァンフー)」となっている。(*2) |
最初期から検証シリーズに登場していた吹き替えにもかかわらず、長い間特定の数話分しか発掘されていなかったが、2023年5月にようやく全話分の発掘を果たした。 なお検証シリーズで使用されている本編は、2007年ANIMAXでの本放送、2008年ANIMAXでの再放送、2016年中視での再放送の三種類となっている。 |
なお、このページにおける北京語とは、標準的な中国語(国語、華語とも呼ばれる)のことを指す。 「台湾北京語」という呼び方もKYM界隈では浸透した名称 台湾におけるそれは中国本土の標準的な中国語と若干の差異がある。 ただし発音については、声優の発音だからなのか、いわゆる「台湾訛り」のようなものは少ない。 (例えば、ピンインのshやzh、chといったそり舌音がそれぞれs、z、cで発音される、nとlが区別されないなどが「台湾訛り」の典型例だが、これらは多くの場面でしっかり区別して発音されている。) |
翻訳は広東語と比べ原作に忠実な形となっている。 熟語を多用する、左之助の掛け声が「いよぉーい!」なのが特徴。「新撰組」は「新鑽幫」と訳されている。 |
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「鹿死誰手」は日本でも四字熟語として知られている(読み方は「ろくしすいしゅ」)。 |
「從容不迫(従容不迫)」は日本でも四字熟語として知られている(読み方は「しょうようふはく」)。 |
日本語の「斎」を繁体字に直すと「齋(zhāi)」が正しいが、 |
台湾版では何故か「齊(qí)」つまり「斉」になっているらしい。 |
「横掃千軍」という四字熟語は、杜甫の《醉歌行》にある 「詞源倒流三峽水,筆陣獨掃千人軍。」という一節に由来する。 |