問4 キャッシュ書き込みの方式には、ライトスルー方式とライトバック方式がある、ライトバック方式を使用する目的として、適切なものはどれか。

ア キャッシュとの主記憶の一貫性(コヒーレンシ)を保ちながら、書き込みを行う。
イ キャッシュミスが発生した時に、キャッシュの内容の主記憶への書き込みを不要にする。
ウ 個々のプロセッサがそれぞれのキャッシュを持つマルチプロセッサシステムにおいて、キャッシュ管理を簡単な回路構成で実現する。
エ プロセッサから主記憶への書き込み頻度を減らす。


正解 エ


解説

ア ライトスルー方式の目的です。
 ライトスルー方式は、キャッシュと主記憶の両方に書き込み、一貫性(コヒーレンシ)を保つ方式です。

イ ライトスルー方式の目的です。
 ライトスルー方式は一貫性(コヒーレンシ)を保つ方式のため、ライトスルー方式でキャッシュミスが発生した時は、キャッシュを破棄するだけでよいです。
 ライトバック方式では、プロセッサはキャッシュのみに書き込み、主記憶には書き込まないため、キャッシュミスを契機にキャッシュを破棄する時には、キャッシュの内容を主記憶に書き込まなければ行けません。

ウ ライトスルー方式の目的です。
 ライトスルー方式は、キャッシュと主記憶の両方に書き込むため、マルチプロセッサにおけるキャッシュ管理の回路も簡単な物になります。
 ライトバック方式では、シングルプロセッサ時でさえキャッシュと主記憶の内容に違いがあるため、マルチプロセッサとなるとキャッシュ管理の回路も複雑な物が必要です。

エ ライトバック方式の目的です。
 ライトバック方式では、プロセッサは通常キャッシュに書き込み、主記憶への書き込みはキャッシュ管理回路に任せて、処理性能を向上させます。