設問2 [W社におけるメールの利用]について、(1)~(3)に答えよ。

(3) 表4中の【 d 】に入れる適切なネットワークを、図1中の(a)~(i)から全て選び、記号で答えよ。
【 d 】:dfg

解説

本文抜粋

表4 内部メールサーバのオープンリレー対策設定

項番 転送元又は送信元 受信者ドメイン名 設定
1 外部メールサーバ W社ドメイン名 許可
2 WFサーバ W社ドメイン名 許可
3 【 d 】 全て 許可
4 全て 全て 拒否
注記 項番が小さいものから順に、最初に一致したルールが適用される。
表4の穴埋め問題です。表3に引き続き、「表2 各サーバのメールに関する機能及び動作概要」メールの転送に関わる記述を抜粋します。

  • 外部メールサーバ:SMPTを使用し、インターネットと内部メールサーバとの間でメールを転送する。
  • 内部メールサーバ:SMTPを使用し、外部メールサーバとの間でメールを転送する。
  • 内部メールサーバ:SMTPを使用し、WFサーバ及びPC上のメールソフトから送信されたメールを受け付ける。
  • WFサーバ:SMTPを使用し、内部メールサーバにメールを送信する。WFサーバでは、申請及び承認が行われたときにだけメールを従業員用メールアドレス宛に送信する。
  • WFサーバ:WFサーバにメールが転送されてきた場合は、転送を拒否する。

ここから内部メールサーバが転送すべきメールを見ていくと、以下が読み取れます。
  • 外部メールサーバの記述からは、「外部メールサーバからの、W社ドメインへのメール」(項番1)
  • 内部メールサーバの記述からは、「W社従業員が社外に向けて送信したメールと社内に向けて送信したメール」
  • WFサーバと内部メールサーバの記述からは、「WFサーバからのW社従業員宛てのメール」(項番2)

 表4には、「W社従業員が社外に向けて送信したメールと社内に向けて送信したメール」についての記述が抜けている上に、【 d 】のある項番3は受信者ドメイン名が「全て」となっているため、ここにW社従業員の所属するネットワークを記述すればよいことになります。

 本文を見ていくと、「図1 W社のネットワーク構成」に「W社のPCは全て、いずれかのPC-LANに接続されている」とあるので、以下の図の緑で囲んだ(d)(f)(g)が正解となります。

最終更新:2013年09月15日 22:31
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