問14 暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア AESは公開鍵暗号方式、RSAは共通鍵暗号方式の一種である。
イ 共通鍵暗号方式では、暗号化及び復号に使用する鍵が同一である。
ウ 公開鍵暗号方式を通信内容の秘匿に使用する場合は、暗号化に使用する鍵を秘密にして、復号に使用する鍵を公開する。
エ ディジタル署名に公開鍵暗号方式が使用されることはなく、共通鍵暗号方式が使用される。
解説
ア 不正解
AES(Advanced Encryption Standard アドバンスドエンクリプションスタンダード)は共通鍵暗号方式の一つです。アメリカ合衆国が採用する暗号規格で、1977年に発行されたDES(Data Encryption Standard)の後継規格です。
RSA(開発者の頭文字 Rロナルド・リベスト、Sアディ・シャミア、Aレオナルド・エーデルマン)は公開鍵暗号方式の一つです。
管理人はDSAはDigital Signature Algorithmの略で電子署名方式、RSAはDSAの仲間だけど開発者の頭文字と記憶するようにしています。
イ 正解
共通鍵暗号方式は、その名の通り暗号化も復号も同じ鍵を使用するので正解です。
ウ 不正解
問題文のやり方は、通信相手が自分であると証明するための方法です。通信内容の秘匿の場合は、相手の公開鍵で暗号化して送信し、相手は自分の秘密鍵で複合します。
エ 不正解
デジタル署名は公開鍵暗号方式を利用するため不正解でする
最終更新:2013年09月23日 22:06