設問2 [DNSラウンドロビン方式の検討]について(1)~(4)に答えよ。

(2) DNS-SをDC-Dに置く目的を、要件に基づき、40字以内で述べよ。
公式解答例:DC-C障害時にも、DNS-Sを使ってDC-Dでサービス提供を可能とするため(38文字)

解説

 DNS-SをDC-Dに置く目的と言えば「DC-Cに障害発生時に、DNS-Sで名前解決を行うため」と管理人は考えましたが、設問に「要件に基づき」と注文が付けられています。要件を確認してみましょう。

要件抜粋
  • 増設先のデータセンタは、D社のデータセンタ(以下、DC-Dという)とする。
  • WebブラウザからWebサーバへのアクセス(以下、Webアクセスという)の数、サーバ負荷に応じて、Webアクセスを二つのデータセンタに分散する。
  • 一方のデータセンタにアクセスできない場合、他方のデータセンタにWebアクセスを切り替える。一つのデータセンタだけでサービスを提供する場合は、サービスレベルの低下を容認する。

1.DNS-SをDC-Dに設置する目的は、DC-Cに障害発生時に、DNS-Sで名前解決するため。
2.名前解決する目的は、他方のデータセンタにWebアクセスを切り替えるため。
3.Webアクセスを切り替える目的は、サービス提供を可能とするため。

 公式解答例は「3」のサービス提供まで迫っている回答ですが、どこまで言葉を詰めればいいのか、管理人は「1」で止まった回答をしてしまいました、難しいデス。

最終更新:2013年10月09日 23:55