設問2 [DNSラウンドロビン方式の検討]について(1)~(4)に答えよ。

(4) 本文中の下線②の事象を回避するために、故障時にDNSサーバで実施する設定変更の内容を40字以内で述べよ。
公式解答例:故障したデータセンタの仮想サーバのIPアドレスのAレコードを削除する。(35文字)

解説

下線②抜粋
  • ②データセンタの故障時に、故障しているデータセンタへWebアクセスが継続する

この原因を本文から探してみると以下がヒットしました。
  • WebサイトのURLのFQDNに対応するIPアドレスを10個準備し、DNS-Pの【 ウ 】レコードに登録する。
ここから「故障しているデータセンタへのWebアクセスが継続する」の経緯を想像してみると以下になります。
1.DNS-Pに仮想サーバのIPアドレスが10個登録される。
2.DNS-Sはゾーン転送で同期を取る。
3.例えばDC-Dが故障したとする。
4.DNS-PはDC-Dの故障を検知できないので、相変わらず7:3でアクセスを振り分ける。
5.故障しているデータセンタへのWebアクセスが継続する!

 この時、故障したデータセンタへのアクセスを止めるにはどうするか!
 公式回答の通りですが、「DNS-PのAレコードから、DC-Dに割り当てられている仮想サーバのIPアドレスを削除」これで、故障したDC-Dへのアクセスは止まる筈です。そして、どちらのデータセンタが止まったかは回答に書けないので丸めると、公式解答例の「故障したデータセンタの仮想サーバのIPアドレスのAレコードを削除する。(35文字)」となります。

最終更新:2013年10月09日 23:56