設問3 [新方式によるシステム設計の検討]について、(1)~(4)に答えよ。

(1) 本文中の下線③におけるDNS-Pの設定変更の内容を、30字以内で述べよ。
公式解答例:SLB-MにWebサイトのドメインの権限を移譲する(25文字)

解説

下線③抜粋
  • ③DNS-Pの設定を変更し、SLB-MをWebサイトのドメインのDNSサーバとして動作させる

「SLB-MをWebサイトのドメインのDNSサーバとして動作させる」つまり、「SLB-MがWebサイトドメインの権威サーバになる」ということですが、まずは問題文をドメインについて見て行きましょう。

本文抜粋
 DNS-PとDNS-Sは、J社のドメインを管理するDNSサーバであり、DNS-PからDNS-Sへ【 ア 】転送を行い、2台のDNSサーバ間でリソースレコードの同期を取っている。
  • J社のサブドメインであるWebサイトのドメインを管理するDNSサーバとして機能し、複数台のSLB-Mを設置することで冗長構成を実現できる。
ここから推理すると以下になります。
1.DNS-PとDNS-SはJ社ドメインの権威サーバである。(例 j-sha.co.jp)
2.WebサイトのドメインはJ社のサブドメインである。(例 www.j-sha.co.jp)
3.つまり、DNS-PとDNS-Sは変わらずJ社ドメインの権威サーバであり、WebサイトのサブドメインをSLB-Mに任せる形になる。
4.DNS-Pに、WebサイトのドメインをSLB-Mに移譲するように設定する。
5.DNS-PのNSレコードに、Webサイトのドメインの権限をSLB-Mに移譲する設定を追加する。(例 www.j-sha.co.jp IN NS SLB-Mのホスト名)

4までくれば、公式回答例の「SLB-MにWebサイトのドメインの権限を移譲する(25文字)」に繋がります。
5になると30文字以内で書くのが苦しくなるので公式解答例がベストと思われます。

最終更新:2013年10月10日 00:08