正解 ウ 次の問題へ

問22 システム開発計画の策定におけるコントロールのうち、適切なものはどれか。

ア システムの機能が利用者の立場に基づいて実装されるよう、全体最適よりも業務上の利便性を優先し、利用部門の要望に基づいて策定する。

イ 状況の変化に合わせて柔軟に内容の変更が行えるよう、開発計画は開発作業に着手してから組織内での承認を得て策定する。

ウ 不必要なシステム開発コストを抑制するよう、情報システムの目的を設定するための複数の代替案を作成し、比較検討する。

エ 利用部門、システム部門の分け隔てなく自由な議論が行われるよう、開発計画の策定は、利用部門とシステム部門の役割分担を決めずに実行する。

解説

ア 不正解
 利用者の立場に基いて実装する、利用部門の要望に基づくのは正しい心がけですが、「全体最適よりも業務上の利便性を優先」するのは間違いです。「利用部門の要望になるべく応えつつ、業務上の利便性よりも全体最適を優先することもある」という表現が最適かと思います。

イ 不正解
 柔軟に内容の変更を行うという心がけは正しいですが、開発渓谷は開発作業に着手する「前に」組織内での承認を得るべきです。

ウ 正解
 コスト削減のために、複数の代替案を作成し比較検討するのは正しいコントロールです。

エ 不正解
 「分け隔てなく自由な議論が行われるよう」というのは正しい心がけですが、「役割分担」を決めないのは間違いです。何事も役割分担を決めずに物事は前に進みません。

最終更新:2014年03月09日 01:40