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夜(よる)

噤木山(つぐみきやま)の麓の「村」の女性。捧げの日の深夜に生まれる。
生来から毎晩、くびながさまの夢に悩まされている。
とある村人が生贄になることを拒んだために「村」に神罰が下った際は、夕暮れから時間が進まない村について『噤木山の風神は夜のない(私の居ない)世界を望んでいる』と解釈し、自らを生贄として噤木山に登る。
待てど暮らせど、探せど一向に贄にならず、山の奥地を彷徨った末に、くびながさまを見つけてしまう。

くびながさま

噤木山の奥地の大木に結ばれた縄に、静かに首を吊るしている。いわゆる首吊り死体。呼び名の通り、首が異様に伸びている。彼女と目を合わせてしまうと山から出られなくなると言われている。もとは前々村長の娘。
前々村長───豊国(とよくに)が祟りの類を信じない人間で、「人攫いの隠れ蓑」とした噤木山の開拓を始めた。風神はこれに怒り、豊国に風を遣した。豊国は斧を持って妻を「丸太割り」し、愛娘を深い深い山の奥地で首を吊らせて山と「縁結び」させた。我に返った豊国は己の行為に狂い、谷に身を投げた。
豊国の娘の遺体は朽ちて土に還ることも許されず、首が伸びた姿を晒し続けており、付近には啜り泣く豊国の魂が彷徨っている。

噤木山の風神

山の頂に住んでいると言われている。人間の頭蓋骨にくちばしを生やしたような頭部の、眼球のない緑の怪鳥。旧き神の一柱。その姿が生者たちの間で語られることは無かった。
年に2回、生贄となる子供の名前を指定してくる。大人達はこの子供を噤木山の山頂へ連れて行き、一本の大木へ子供を縛り付けて山を下る。そうすれば、大人達が去った後で風神が山頂に現れ、子供は居なくなり、風神は満たされる。村に豊作を招くには、必要な事だ。

噤木山の鴉ども

静かなる噤木山に響き渡る声の主ども。緑の鴉。噤木山に踏み入る人間達に、人間の言葉で語りかけてくる。生贄の名前を告げるのは、この鴉どもだ。
その問いかけは大概が一方通行であり、こちらの問いかけに応じることは少ない。



薄暗いな…灯篭一つじゃあ心細い
あれ…くびながさまは、ここだったかな?入り口に戻っちゃったみたいだ
   おいで   おいで   せえくらべぢや   
   くびつりませう   さうしませう   
村の皆の明日を、返してください。生贄は…私です。
  オホ ソコニ ヲツタノヂヤナ   サア ヒヲ ツケヨウネ  
…引き返そう。ひともしさまが居る…