美琴「なんか派手な音してない?」


上条「ああ、どー考えてもドンパチだな。まあいざとなったら俺が守ってやっから。」


美琴「う、うん」カアーッッ


上条「ん?あれおまえ御坂妹??」


10090号「いえ、私は識別番号10090号です。と御坂は自己紹介を致します。」ペコリ


上条「ご、ご丁寧にどうも。ん?」見ると美琴ががっちりしがみついている。あんたらシスターズに当麻はやんないわよ。とでも言うかのように。


するとそれを察したか10090号と名乗った妹はにっこりとほほえんで言った。


10090号「お姉さまの心配は杞憂に過ぎませんと御坂は説明いたします。」


美琴「じゃあなんであんたがいんのよ。」


10090号「シスターズの中には物わかりの悪いものも居まして。とミサカは弁明し、先ほどそのようなミサカの一体がオリジナルの狙撃を揆企図していたことをお知らせします。」


上琴「「まっ、マジで!?」」


10090号「はい、しかし今しがたその馬鹿は排除しました。とミサカはそのご報告にあがったとおつたえします。」


美琴「ご親切にどうも。」そう言いつつ目は警戒している。


10090号「それでは、末永くお幸せに。とミサカはこの場を辞去します。」


ミサカは去っていった。


上条「あいつらもなんだか忙しそうだな。」


美琴「そうみたいね。(さっきの音はそう言うことだったのか。)で、次どこ行く?」


上条「いっぺん乗ってみたかったのがあるんだけど。」
上条はパンフレットの一部を指さす。それは 


『ウォータースライダー』(注;学園都市のなのでいろいろとオプション付き。)


「んじゃーいきましょうか。」白雪はそう言った。
知らずの内にまた3バカップルが同じ場所に向かう。馬鹿&デレはどうも同じ場所に行く傾向があるらしい。
ウォータースライダー。
普通に遊園地にあるアトラクションの一つである。


だが、ここは学園都市。
ウォータースライダー一つとってもそん所そこらとはわけが違う。


美琴「ねえ、アンタ。」


上条「どうした。」


美琴「さすがにこれは危険じゃない??」


上条「どこが?もしかして美琴サンこーゆーの苦手?」


美琴「そっ、そんなことないわよ!!」


上条「じゃあさっさと並ぶぞー」


美琴「ちょ、ちょっと待ってぇー!!!」


美琴が恐れる理由。
まずコースの長さ。通常ザッぱーんは1回だがここのは5回。しかもそれぞれ微妙に異なるスリルを味わえる代物である。
更に乗る時の服装。完全装備の濡れないような服に身を包んでいる。


これはもう水浴びまくるのが決定しているという事ではないのか?


実際そうなのだが、今は秋。


電機系の能力者と言うのもあってちょっとばかし引いた美琴だが、こういう面白そうなアトラクションに目がないらしい彼女のボーイフレンドは全く聞く耳を持たない。


と、そこに残り2バカップル登場。


美琴「あら黒子?アンタも来たの?」


黒子「グフフ、やはりお姉さまと私は考える事が同じですわね。フフ、フフフ。」


美琴「……それ以上言うと水くぐった時に間違って漏電するかもしれないわよ。」


青ピ「それは勘弁してえな御坂はん。不幸になるんはカミやん一人で十分や。……今はめっちゃ幸せそうやけど。」


上条「何か文句でも??」


土御門「っ!!だめや。コイツここでものろ気よった!!」


白雪「てゆーかホントに乗るのこれに??」


青ピ「行こう言うたときのりのりでしたやん。」


白雪「さすがに5回もあるとは思ってなかったしー。」


土御門「まあいいじゃにゃいか白雪。乗り掛かった船だぜい。」


30分後。


上土青「「「めっちゃ楽しかったー!!!(にゃー!!)」」


白白琴「「「男どもってどうしてこう言うのが好きなの??」」」


黒子「ああ、お姉さまも私も白雪さんの御髪も乱れに乱れてっ!!せっかく昨日美容室に行ってきたというのに!」


白琴「「やっぱりおめかししてたんだ……。」」


白雪「で、この後どーする?もう夕方だし。」


紙面の都合上割愛したが、きょういちにちこの3バカップルは遊びまくっていたのであった。


美琴「そうねー。……あっ!!」何かを思いついたらしい。
そのまま男どもの方に近寄ると上条さんの手を引っ張って
美琴「次はこっち行くわよーっ!!」


上条「お前元気良すぎ!!引っ張るなぁーっ!!」


青ピ「………なんやかんや言うてあの二人。」


土御門「にゃー。もう誰にも止められないんだぜい。」


白雪「そーだーねー。……(白井さんもそろそろ新しい恋見つけたら??)」後半ヒソヒソ。


白井「(お姉さま以外考えられませんのっ!というよりどこに殿方がおりますの?)」


白雪「(とぼけっちゃってー。あなたの隣の関西人、結構な善人なんだよー)」


白井「(へ、へえー。そ、そうなんですかー。)」


白雪「(ほーら、赤くなったー。実は好きなんでしょー。)」


白井「(ちっ、違いますのっ。)」


土青「「二人とも何してんの?」」


その頃上琴は……
最終更新:2012年10月22日 23:00