■1893年
アメリカのエジソンが自動映像販売機(映写機)キネトスコープを一般公開
■1895年
フランスのリュミエール兄弟がシネマトグラフ・リュミエールで一般公開
『工場の出口』/ 『ラ・シオタ駅への列車の到着』
■1907年
リュミエール兄弟、実用カラー写真「オートクローム」を発売
■1899年
日本(活動写真):『浅草仲見世』/『芸妓手踊』など実写11本、『稲妻強盗/清水定吉』
■1902年
フランス『月世界旅行』世界で初めて物語構成を持ち、複数のシーンで構成された映画(初のSF映画)
秒間16フレーム、14分でシーンの切り替わりのある当時としては実に画期的なもの
監督:ジョルジュ・メリエス(元マジシャン)
■1903年
アメリカ『大列車強盗』物語性のある作品。初めてクロスカッティングが用いられた(初の西部劇)
監督:エドウィン・ポーター
■1906年
『愉快な百面相』実写ではなく絵画表現を用いた作品(世界初のアニメ映画)
監督:ジェームズ・スチュアート・ブラックトン
■1908年
アメリカ モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー(Motion Picture Patents Company)設立
大手9社が互いの特許を持ち寄り、管理する会社
■1915年
アメリカ『國民の創生』
監督:D・W・グリフィス
■1916年
アメリカ『イントレランス』
監督:D・W・グリフィス
■1919年
アメリカ『散り行く花』
監督:D・W・グリフィス
※監督:D・W・グリフィス→クローズアップ等の様々な映画技法(映画文法とも呼ばれる)を発明
「映画の父」と呼ばれるようになる
※1910年代-1920年代、アメリカやヨーロッパでは『ファントマ』シリーズや『吸血ギャング団』シリーズ(いずれもフランス)
などの連続活劇が流行している。
1920年
ソ連 世界初国立映画学校が創設。
監督:クレショフ クレショフ映画実験工房(一般的にはクレショフ工房と略称で呼ばれる)
→モンタージュ理論を打ち立てる
■1921年
ドイツ『絶対映画』幾何学模様の変容を映したアニメーション(ダダイズムの一表現)
監督:ハンス・リヒター
■1927年
フランス『純粋映画』幾何学模様の変容(デュシャン作品は円盤の回転)
監督:マルセル・デュシャン
『幕間』実写による筋書き(ただし一貫性のある物語ではない)を持つ映画
デュシャン本人をはじめエリック・サティなどが出演
監督:ダダイズムのグループ
■1925年
ソ連『戦艦ポチョムキン』モンタージュ理論に基づき
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン(クレショフ工房の生徒)
※監督:フセボロド・プドフキン/ボリス・バルネット/ジガ・ヴェルトフ
モンタージュ理論を元にした作品を製作。ロシア・アヴァンギャルドにおける代表的映画監督。
■1927年
アメリカ『ジャズ・シンガー』(界初のトーキー)
監督:アラン・クロスランド
制作:ワーナー・ブラザーズ
※アメリカのチャールズ・チャップリン、ロシアのエイゼンシュタイン
■1929年
アメリカ アカデミー賞が始まる
アメリカ『つばさ』初年度作品賞 (航空映画の元祖)
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
アメリカ『サンライズ』芸術作品賞
監督:F・W・ムルナウ
※1920年代から1930年代
フランス「詩的リアリズム」ジャック・フェデー、ルネ・クレール、ジュリアン・デュヴィヴィエ、マルセル・カルネら
ドイツ「ドイツ表現主義」フリッツ・ラングやロベルト・ヴィーネ、ムルナウ等
最終更新:2012年10月01日 21:51