物語と音楽

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物語と音楽についてです。昔うろ覚えで聞きかじった知識ばかりなのであまり真に受けないで下さい。 役に立たない上に後半は殆ど信者のゲーム語りになるので時間を無駄にしたくない人はバックしよう! 読んだ事によるあらゆる損害については一切責任を持ちませんがそれでもいい方だけ読み流してください。 物語と音楽って、合体させると互いを引き立てあうとても相性のいい物だと思う。 歌詞が物語になっている歌謡曲の事を物語音楽と言います。 歌詞だけ見れば当然スカスカなのに、曲に乗せると不思議な事に行間が妄想で埋まります。 つまり、僅か数分で壮大な物語を語ってしまえる凄い手法なのです。 サウンドホライズンなんかが有名。VOCALOIDの曲にもこれが異様に多いです。 近年一部のオタ達の間で急速に広まりつつある最先端の音楽……と見せかけて 昔昔の文字が発明される前の以前の物語は、節をつけて歌って伝承していたらしい。 つまり原初、全ての物語は物語音楽だった! ファンタジーによく登場する吟遊詩人のイメージはここから来てるんですね~。 次は逆に音楽がついた物語についてです。これはドラマや映画等全部当てはまります。 ところで、RPGを音を消してやってみると妙に物足りない。 何故か。言葉では表現しきれないものがあるから。 音の波形の変化である言葉は、論理的なものを伝えるのに適した表現方法です。 だからその世界の”風”、雰囲気としか言いようがないものは、言葉では表現しきれない。 ならばその論理的ではないものの表現を引き受けたのが、音の高さの変化である音楽ではないか。 更に、音楽は自然や宇宙を反映しているという説があります。 特に、どこまでも広がる大地、草原を駆け抜ける風、艶樹生い茂る神秘の森……この辺に場面に合ったBGMが付くと激ハマりです。 例えば、もしもFF3に『悠久の風』というテーマ曲が無かったらあそこまで鮮烈なイメージは生まれなかったと思う。 それでもやっぱり、当然のことだけど音と物語の間には一線を画す壁がある―― そう思っていた。あのRPGに出会うまでは! BGM効果音はBGM効果音、物語は物語という常識を打ち破ってくれたRPGがあるのでご紹介。 神ゲーと崇められる某前作から一転して糞ゲーバカゲーと名高い怪作その名も『クロノクロス』 完成度は決して高く無いのは分かるけど……そんなの関係ねえ! ぶっちゃけ今までやった中で2番目かもしかしたら1番好きなRPGです。 ・乙女ちっくなメルヘンっぽさと少年漫画っぽさを見事に併せ持った絶妙にオタ臭い絵柄 ・陽光降り注ぐ鮮やかな世界。特に海をやたらプッシュしてくる。単純に画面が綺麗で楽しい。 ・意味分からんけどとりあえず時空を超えて太古からの因縁を解き放ち星の命を救うテンポ良すぎて壮大すぎるストーリー ・総勢40人を超える愉快な仲間達(殆どがどうでもいいネタキャラ。エセ勇者とか呪いの藁人形とかキノコ怪人とか) ここまでだと只々明るく派手で賑やかな話に見えますが…… ・時に切なく、時にぞっとするような残酷さを孕んだシナリオ。 ・要所で垂れ流される意味分からんけど何か意味深な哲学的な台詞(要するに厨二病。くそっ…邪気眼が疼く!) どの層を狙ってたんだ何がしたかったんだ制作陣! もうここの管理人の趣味を調べ上げてピンポイントで狙ってきたとしか思えない! そして極め付けは……(というかここからがメイン) 光田康典さんによるネ申音楽。全てが名曲と言って過言ではない! 一度聴いたら忘れない印象的な旋律。何重にも重ねられ、その全てが見事に調和した和声。 BGMとは思えない音楽でありながら、悪目立ちするどころか見事に場面場面を引き立ててストーリーを盛り上げる! そして、なんといっても真エンディングの仕掛けが齎してくれるカタルシス! やっと本題。ラスボス戦~真エンディング。 &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=YOp1TKaR4oo) 真エンディングを出すには、6つの自然の属性の魔法を順番に使って最後にクロノクロスって魔法を使わないといけない。 魔法を使っていく度に謎の効果音が鳴ります。 全部を正しい順番で繋げおおせると……なんと、エンディングの曲の最初のフレーズになり、そのままエンディング曲へ突入。 2:25~のシーンは圧巻!!  ラスボスの正体は、その身に重すぎる宿命を背負い滅びに捕らわれた、古代魔法王国の王女。 星の生命のハーモニーで憎しみと悲しみと絶望とその他諸々から解放される――という絡繰りなのでした。 効果音がラスボス解放の鍵なんてこんなのアリか!? これはもう反則だろう! ――という訳でした。これ程の感銘を受けたRPGは後にも先にも……無い!! 真面目な正統派路線はFFに任せてこっちは変則オバカ路線で行こうというのはある程度決まっていたそうです。 こんな型破りの反則は、高い完成度を目指す正統派RPGではとても出て来なかったと思う。 世間で言う所の糞ゲーバカゲーだからこそ出来たんじゃないかな、と思う訳です。 このゲームのように、真面目な正統派は他の人に任せて自分はいつかバカ全開の糞スレだからこそ到達できる極致を垣間見れたら……いいなあ。 と無理矢理TRPGにつなげて終わります。 しょうもない文章をここまで読んで戴いてありがとうございました。
物語と音楽についてです。昔聞きかじったうろ覚えの知識ばかりなのであまり真に受けないで下さい。 役に立たない上に後半は殆ど信者のゲーム語りになるので時間を無駄にしたくない人はバックしよう! 読んだ事によるあらゆる損害については一切責任を持ちませんがそれでもいい方だけ読み流してください。 物語と音楽って、合体させると互いを引き立てあうとても相性のいい物だと思う。 歌詞が物語になっている歌謡曲の事を物語音楽と言います。 歌詞だけ見れば当然スカスカなのに、曲に乗せると不思議な事に行間が妄想で埋まります。 つまり、僅か数分で壮大な物語を語ってしまえる凄い手法なのです。 サウンドホライズンなんかが有名。VOCALOIDの曲にもこれが異様に多いです。 近年一部のオタ達の間で急速に広まりつつある最先端の音楽……と見せかけて 昔昔の文字が発明される前の以前の物語は、節をつけて歌って伝承していたらしい。 つまり原初、全ての物語は物語音楽だった! ファンタジーによく登場する吟遊詩人のイメージはここから来てるんですね~。 次は逆に音楽がついた物語についてです。これはドラマや映画等全部当てはまります。 ところで、RPGを音を消してやってみると妙に物足りない。 何故か。言葉では表現しきれないものがあるから。 音の波形の変化である言葉は、論理的なものを伝えるのに適した表現方法です。 だからその世界の”風”、雰囲気としか言いようがないものは、言葉では表現しきれない。 ならばその論理的ではないものの表現を引き受けたのが、音の高さの変化である音楽ではないか。 更に、音楽は自然や宇宙を反映しているという説があります。 特に、どこまでも広がる大地、草原を駆け抜ける風、艶樹生い茂る神秘の森……この辺に場面に合ったBGMが付くと激ハマりです。 例えば、もしもFF3に『悠久の風』というテーマ曲が無かったらあそこまで鮮烈なイメージは生まれなかったと思う。 それでもやっぱり、当然のことだけど音と物語の間には一線を画す壁がある―― そう思っていた。あのRPGに出会うまでは! BGM効果音はBGM効果音、物語は物語という常識を打ち破ってくれたRPGがあるのでご紹介。 神ゲーと崇められる某前作から一転して糞ゲーバカゲーと名高い怪作その名も『クロノクロス』 完成度は決して高く無いのは分かるけど……そんなの関係ねえ! ぶっちゃけ今までやった中で2番目かもしかしたら1番好きなRPGです。 ・乙女ちっくなメルヘンっぽさと少年漫画っぽさを見事に併せ持った絶妙にオタ臭い絵柄 ・陽光降り注ぐ鮮やかな世界。特に海をやたらプッシュしてくる。単純に画面が綺麗で楽しい。 ・意味分からんけどとりあえず時空を超えて太古からの因縁を解き放ち星の命を救うテンポ良すぎて壮大すぎるストーリー ・総勢40人を超える愉快な仲間達(殆どがどうでもいいネタキャラ。エセ勇者とか呪いの藁人形とかキノコ怪人とか) ここまでだと只々明るく派手で賑やかな話に見えますが…… ・時に切なく、時にぞっとするような残酷さを孕んだシナリオ。 ・要所で垂れ流される意味分からんけど何か意味深な哲学的な台詞(要するに厨二病。くそっ…邪気眼が疼く!) どの層を狙ってたんだ何がしたかったんだ制作陣! もうここの管理人の趣味を調べ上げてピンポイントで狙ってきたとしか思えない! そして極め付けは……(というかここからがメイン) 光田康典さんによるネ申音楽。全てが名曲と言って過言ではない! 一度聴いたら忘れない印象的な旋律。何重にも重ねられ、その全てが見事に調和した和声。 BGMとは思えない音楽でありながら、悪目立ちするどころか見事に場面場面を引き立ててストーリーを盛り上げる! そして、なんといっても真エンディングの仕掛けが齎してくれるカタルシス! やっと本題。ラスボス戦~真エンディング。 &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=YOp1TKaR4oo) 真エンディングを出すには、6つの自然の属性の魔法を順番に使って最後にクロノクロスって魔法を使わないといけない。 魔法を使っていく度に謎の効果音が鳴ります。 全部を正しい順番で繋げおおせると……なんと、エンディングの曲の最初のフレーズになり、そのままエンディング曲へ突入。 2:25~のシーンは圧巻!!  ラスボスの正体は、その身に重すぎる宿命を背負い滅びに捕らわれた、古代魔法王国の王女。 星の生命のハーモニーで憎しみと悲しみと絶望とその他諸々から解放される――という絡繰りなのでした。 効果音がラスボス解放の鍵なんてこんなのアリか!? これはもう反則だろう! ――という訳でした。これ程の感銘を受けたRPGは後にも先にも……無い!! 真面目な正統派路線はFFに任せてこっちは変則オバカ路線で行こうというのはある程度決まっていたそうです。 こんな型破りの反則は、高い完成度を目指す正統派RPGではとても出て来なかったと思う。 世間で言う所の糞ゲーバカゲーだからこそ出来たんじゃないかな、と思う訳です。 このゲームのように、真面目な正統派は他の人に任せて自分はいつかバカ全開の糞スレだからこそ到達できる極致を垣間見れたら……いいなあ。 と無理矢理TRPGにつなげて終わります。 しょうもない文章をここまで読んで戴いてありがとうございました。

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