信託保全とは顧客がFX業者に預けたお金をFX業者の銀行口座とは別に、信託銀行などの口座に預け入れて万が一そのFX業者が倒産した場合でも、預けたお金が保護される仕組みです。信託保全が導入されていないFX業者の場合、預けたお金が返還されない事態が起こり得ますので、口座開設の際には信託保全が導入されているかどうかしっかりと調べてください。HP上でなかなか見当たらない場合は電話をしてでもチェックするべき重要項目です。

2007年8月以降、米国発サブプライム問題により金融市場は不安定となりつい先日はリーマンブラザーズ証券までもが破綻してしまいました。金融市場の混乱によりFX業者でも顧客の取引のカバーが取れず、ずるずると含み損がまし、倒産してしまったFX業者も出ています。どんなに大手のFX業者といえども、そういった事態になりかねませんので、信託保全が導入されているFX業者を選ぶことは本当に重要です。

信託保全と一言で言ってもその仕組みは複雑で、10社あれば10通りの信託保全があります。毎日スワップ金利や取引の評価益を計算して全額信託保全しているセントラル短資のような業者もあれば、カバー先などに預けなければならないお金を差し引いた、一部しか信託口座に預託していないFX業者もありますので、各社ホームページ、解らない場合は直接電話をしてチェックして下さい。あいまいな答えが帰ってくるようなら止めた方が良いでしょう。

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最終更新:2013年11月13日 15:46