サガフロンティア2 > 病床の母


背景

人間が万物に宿る「アニマ」を使い、術を使うのが当たり前の世界。主人公「ギュスターヴ13世」は王族として
生まれながらもアニマを持たない術不能者であったため、「石ころ以下」と異端者扱いされ母とともに国を追われた。


時は流れ、ギュスターヴ19才。母ソフィーは死の床にあった。

内容

ケルヴィン
「ここにいたか。ソフィー様の容体が変わった。急いで帰るぞ。

ギュスターヴ
「いやだ。お母様の死ぬところなんか見たくない。

ケルヴィン
「子供みたいな駄々をこねるなよ。行くぞ。

ギュスターヴ
「俺は、どんな顔をすればいいんだ。悪さばかりして困らせて、俺のせいで追放されて、
こんな異国の地で病に倒れ、苦労ばかりでいい事なんか何も無くて、
まだ若いのに、寂しく死んでいくんだ。そんな……それなのに……
俺はお母様にどんな顔で会えばいいんだ。
泣けばいいのか、笑えばいいのか、どうしたらいいんだ、教えてくれケルヴィン。

ケルヴィン
「……何も考えなくていいんだ。ソフィー様に会って、泣きたくなったら泣け。
笑いたければ微笑んでみせろ。これまで二人で生きてきたんだろう。
ソフィー様を一人にしておいていいのか?

ギュスターヴ
「うん。帰ろう。ありがとう、ケルヴィン。

ケルヴィン
「気にするな。ソフィー様のためだ。急いで帰ろう






ギュスターヴ
「お母様……

ソフィー
「帰ったのね、ギュスターヴ。待っていたわ。

ギュスターヴ
「ごめんなさい。まだ洞窟へ行っていて。ケルヴィンが迎えに来てくれました。

ソフィー
「そう。ケルヴィンはいいお友達ね。

ギュスターヴ
「……

ソフィー
「本当に大きくなって。テルムを出て12年ですものね。もう安心です

ギュスターヴ
「いやだ。お母様。僕を一人にしないで。

ソフィー
「ケルヴィンやフリン達がいるわ。
人は一人で生きられないのだけれど、あなたはもう一人ではないわ、ギュスターヴ。
周りの人たちとの関係を大切にしなさい。そうすれば、皆もあなたとの関わりを大切にしてくれます。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「フリンには優しくしなさい。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「レスリーを大切にしなさい。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「ケルヴィンを信頼しなさい。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「何か起こったら、トマス郷とシルマール先生に相談して、お二人の意見を尊重しなさい。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「もしテルムへ帰る時が来たら、私に代わって、陛下にお詫びを申し上げて。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「フィリップとマリーには、本当にごめんなさいと。

ギュスターヴ
「はい。

ソフィー
「ギュスターヴ、もう一度よく顔を見せて。

ギュスターヴ
「はい。





動画

2:28~3:34はダンジョン攻略


12:33~13:49はダンジョン攻略

解説

上記の文章だけでは伝わらないのが、最後の母の教えに対するギュスターヴの返答の「間」。
言葉に詰まるギュスターヴの心情が垣間見える秀逸な演出なので、是非とも動画で確認して欲しい。
俺は外で泣く。


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最終更新:2015年03月01日 00:27