15ミニッツのエンディング (吹替版)

アメリカに入国したエミルとウルグが店で盗んできたビデオカメラで数多くの犯罪行為の内容を撮影した中で仲間割れが起き、エミルはウルグを主犯と押し付け、自身は精神疾患だと偽り精神病院へと移送されようとしていた中、真実を告白しようとするウルグとその事件を追っていた捜査官ジョーディ・ウォーソーが大きく動き出した。

ジョーディはタクシーの中にいた。

ジョーディ「釣りはいいとっといてくれ」
運転手「悪いな」

タクシーから降りたジョーディはエミルが移送の待ち合わせ場所となる海岸付近へと向かう。

レオン「ジョーディ」

ジョーディは拳銃をズボンの中に隠し、その様子を他の警官と共に警戒しながら伺っていた中でロバート・ホーキンスがいた。

ロバート「いいか後ろに自由の女神が入るように撮れ」
女性リポーター「何よ?何か用?」
男性カメラマン「ああ、あんなやつ無視して始めよう」
女性リポーター「まわして!」

護送車の中からエミルが降りてくる。

警官「面倒を起こさないでくださいよ。行きましょう」
リポーター「カトラーさん。一言お願いします」
カトラー「今日は実に長く辛い一日だったが、ついさっきエミルの精神障害が認められた!。彼もストレス状態に陥るも…狂気や妄想に取り憑かれ…善悪の判断がつかなくなるんだ、よって彼には責任能力はない。まさに正統な判断だと言えるだろう!今からエミルは船に乗せられる。ボディーガードのいる警察病院に運ばれる」

ジョーディは歩きながらカトラーの演説を耳にしていた。

カトラー「その前にもう一度はっきり言っておく!事件の首謀者は…ウルグ・ラズグルだ!彼は凶暴かつ危険な人物で今もこの街のどこかで大手を振って歩いている!。この私もウルグ逮捕を心から願っている!」
ジョーディ「何を見てる、この人殺し野郎が!」
カトラー「おい、注意してくれ。彼は以前エミルに暴行を加えた」
ジョーディ「エディを殺しておきながら自分は罪から逃れ一生優雅に暮らそうって言うのか!?。被害者はその家族の実権はどうなるんだ!」
カトラー「どうした?あんたの気持ちはわかるが。これがこの国の法律なんだよ。行こう!」
エミル「なんか文句あんのか?俺は無実だ」

数多くの報道陣がエミルが移送される様子を撮影する。

ロバート「入るようにしろよ・・・」

ロバートがそういう中、ビデオカメラを持っていたウルグが話しかける。

ウルグ「エミルは正真正銘の悪党だ。見ろ」
ロバート「何だ?」

ロバートはビデオカメラのカセットを置き換えて、映像を見せる。

ウルグ「自分用にダビングしたんだ」

ビデオカメラの映像にはエディ・フレミングの処刑映像が映されていた。

ロバート「いくら出せばいい?」
ウルグ「やるよ」
ロバート「カット!君のクライアントは全くの正期だぞこれがその証拠だ!トップ・ストーリーが真実を掴んだ!。ウルグ・ラズクルから貰ったテープだ!」
ウルグ「エミル!お前の悪巧みはここに写ってる!俺の映画だ!」
カトラー「何してる!早くそいつを捕まえてくれ」
ウルグ「俺は殺してない。俺は監督だ!アクション!」

ウルグは拳銃を何発か発砲して警官が負傷する中、エミルがウルグを撃ちニコレットを人質にする。

エミル「下がれ!」
ジョーディ「離してやれ!」
エミル「俺に近づくな!」
ジョーディ「離せ!」
警官「いいか!みんな撃つな!」
ジョーディ「彼女を離せ!」

警官が発砲態勢を構えながら離れる中、報道陣はその様子を撮影し続ける中、お互いの言葉が混雑し合う。

警官「絶対に撃つんじゃないぞ!」
エミル「自首する!あいつが銃を捨てたら自首する!」
ニコレット「ジョーディ、絶対こいつに自首なんでさせないで!」
エミル「自首しなかったらこの女は殺す!」
ニコレット「撃たなきゃこいつはまた無罪になるのよ!お願いだから早く銃を離して」
警官「これが最後の警告だ!銃を下ろせ!」

ジョーディは悩み判断した末に銃を下ろす。

警官「銃を下した!。よ~し、その人を離してくれ!」

ジョーディは隙を狙ってエミルに向かって何発が発砲して射殺した。

警官「大丈夫だ。ダメだ、見ない方がいい」
ロバート「おい、今の撮ったか!すげぇ~」
警官「さあ、行こう。もう大丈夫だ」

ジョーディは歩く中で警官がウルグの安否を確認して。

警官「ボス、ウルグが生きてます!」
ロバート「行くぞ」

目が覚めたウルグは持っていたビデオカメラを自分に向ける。

ウルグ「監督…俺。ウルグ・ラズグル」

ウルグがそういった後、息を引き取るが、息を吹き返し報道陣がびっくりする。

ウルグ「どうだった?」
ロバート「熱演だったよ!」

ロバートがそう言うとウルグは息を引き取り、彼が持っていたビデオカメラを手に入れる。
ジョーディが現場を離れる中、ニコレットに呼びかけられる。

ニコレット「ジョーディ。ありがとう」
ジョーディ「いや…君が持って行った方がいい」

ジョーディがそういったあと、警官のバッチをニコレットに渡す。

ロバート「これは隠しておけ」

ロバートがそういった中、ジョーディに話す。

ロバート「ジョーディ、少しコメントくれないか。ああ、そうだ。カメラを止めろ!なあ!エディのように私を利用する気だ。すごいぞ!。エディとは友達だった…私と組まないか?」

ジョーディはエディの死を侮辱したロバートを殴りつける。

警官「よくやった」

警官がそう言うと、最後はジョーディが現場を離れたところで終わる。


(終)

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最終更新:2019年04月25日 20:51