シャドウはブラック彗星内をカオスコントロールによる高速移動の末、ブラックドゥームのいる場所へたどり付く。
ブラックドゥーム「よくぞ、ここまでたどり着いたな。シャドウ...まずは褒めてやろう。しかしまだ分らぬのか?我々の導く未来こそが、人類に残された最良の道であるということが。」
シャドウ「フン、貴様の戯言は聞き飽きた。今すぐ、僕の前から消えてもらおう!」
ブラックドゥーム「フフッ...、そうか、残念だ...。所詮、貴様もあの愚民どもと同類だったというわけか...だが、貴様の体には我が種族の血も流れていることを忘れてはおらんか?」
シャドウ「くだらん...ンナ!?」
ブラックドゥームはそれを言うと念力らしき力でシャドウを止める。
シャドウ「キ、キサマ...何を...!?」
ブラックドゥーム「フフフッ、行ったであろう?貴様は、我が血を与えた下僕だと。」
シャドウ「ま、まさか...!?」
ブラックドゥーム「そう...貴様の脳をコントロールすることなど、創造主にとっては容易いこと...、どんなに貴様が目を背けたくとも、決して過去からは逃れらんのだ!!ファハハハハッ...」
シャドウ「ク、クソ...!そんなバカな!」
スペースコロニー・アーク研究室。
そこではある目的でスペースコロニー・アークに来た
チャーミー、
エスピオ、
ベクターの3人組である
カオティクスがおり、エスピオが研究室にあるモニターを作動させるためにコンピューターを操作していた。
チャーミー「ねぇねぇー、まーだー?エスピオ?」
ベクター「お前は、すこし黙ってろ!」
ベクターはチャーミーの頭を手で隠す。
ベクター「それはそうと、エスピオ。早くしねぇと、せっかくオレ達の手で探しあてた情報がムダになっちまうぜ!」
エスピオ「そういわれても、何でまたしても自分が...」
チャーミー「あぁー、もぉー!いいから、ぼくにやらしてよー!」
ベクター「あ!バカ!コラ!」
チャーミーは言うこと聞かずにコンピューターを激しくぶつけると、モニターが起動しPr.ジェラルドが写る。
一同「うごいた...!」
ジェラルド『我が息子、シャドウよ...』
シャドウ「プロフェッサー!」
ブラックドゥーム「何!?」
するとジェラルドが写ったモニターが降り始める。
ジェラルド『いつかお前に、この声が届くことを信じ、真実を語ろう。この研究所は政府の手によって封鎖されるであろう...』
GUN司令室。
Pr.ジェラルドがモニターに写し出され、大統領ならびにGUNの司令官とオペレーターらもジェラルドのメッセージを聞いていた。
ジェラルド『研究資料はもちろん、ワシや研究所の仲間達も、幽閉されてしまうやもしれん。ワシが犯してしまった過ちによって...、あの彗星と悪魔と、接触してしまったばっかりに...』
大統領「ジェラルド...?」
ジェラルド『だが、聞いてくれ...』
ブラック彗星内部。
一方で同じように猛毒ガスで固まっていたソニックとその仲間達もジェラルドのメッセージを聞いていた。
ジェラルド『奴らは50年後、間違いなく再びこの星を訪れる...この星を我が者とするために!奴らの脅威に抵抗するためには、奴らの力を利用するしかなかったのじゃ...』
エッグマン「
んな!そういうことか!」
ジェラルド『シャドウ、お前の体には、唯一奴らに抵抗できる能力が宿っておる。奴らの彗星を砕くための光学兵器エクリプスキャノンも用意した...、お前はワシら人類にとっての希望の光として生まれたのじゃ。この星の未来を、頼む...』
すると写ってるモニターにマリアが現れジェラルドを抱く。
マリア『大丈夫よ、おじいさま。あの星は、私とシャドウが守るから。ね、シャドウ?』
ブラックドゥーム「フッ、残念だったな、ジェラルドよ。貴様の希望の光とやらは、既にこのありさま...ン?」
カオスエメラルドがシャドウの手に戻る。
ブラックドゥーム「ほほう...我がマインドコントロールを克服しおったか。」
シャドウ「なるほど、これが僕の真実...何も探す必要はない...最後にプロフェッサーの思いを果たし、今日こそ、僕は過去と決別する!!」
シャドウはブラックドゥームに攻撃しようとするもののカオスコントロールで避けられる。
ブラックドゥーム「よかろう...それほど過去を消し去りたいというのなら、消してやろう!過去も未来も!!さぁ来るが良い!冥土の土産に我が姿、その脳裏に刻み込んでくれる!!」
シャドウは7つのカオスエメラルドでスーパーシャドウになってブラックドゥームの所へ行き立ち向かう。
最終更新:2016年07月07日 20:49