天使みたいの第1話


昔々、人が神様に作られたばかりの頃──
人は、今みたいに1人ではなく、
2人でひとつの体を持っていたそうです。

でも、気まぐれな神様はある日、
人を真ん中からふたつ、
すぱっと分けてしまいました。
それ以来、人は今みたいな
1人でひとつの体になったのです。

つまり、人は生まれながらこの世界に、
もう1人の自分を持っているということなのですが……



海岸の駐車場に1台の車が停まり、幼い双子の姉妹が降りる。

「海、海?」
「どこ?」

両親も車から降り、父親が優しく語りかける。

「もうすぐそこが海だよ」
「へぇ~」
「私が先に見る!」
「待ちなさい、かなた」
「いっつも、はるかばかりでずるい! 今日こそ私がいっちばん!」
「よぉし!」

姉妹の1人が駆け出し、もう1人も走り出す。
先頭を走る双子の1人が、道路に飛び出す。

猛スピードのトラックが迫り、クラクションが激しく鳴る。

「かなたぁ!?」
「イヤぁ──っ!!」

両親の悲鳴。
姉妹のもう1人は、呆然と立ちすくむ……



これは私と、私が失くした
もう1人の私の物語──



第1回(連続12回)
鉄腕ガール 誕生!


8月30日の朝。主人公、戸川はるかが自室のベッドから起きる。

はるか「よし!」

カレンダーに目をやる。
8月30日に「誕生日」とある。

はるか「おはよ!」

これが私、戸川はるか。14歳と8時間ジャスト!

居間へ降りてきたはるかを、エプロンを付けた父・翔一郎が迎える。

翔一郎「ブエノス・ディア~ス、はるかぁ! あれ、今朝は早いね?」
はるか「明日から学校だもん。起きグセつけないと」
翔一郎「そうか。今朝はね、新鮮な地鶏の卵があるんだけど、スクランブル、サニーサイドアップ、プレーンオムレツ、それともパパ特製のフレンチトーストなんていかが?」
はるか「なんか、朝は白いごはんじゃないと調子出ないんだよね~」
翔一郎「そういうとこ、美咲さんにそっくり」
はるか「目玉焼き。黄身半熟で!」
翔一郎「OK!」

これが私のパパ。
本業は大学の講師なんだけど、最近はもっぱら専業主夫。

はるか「ね、美咲さんは? 昨日も徹夜?」
翔一郎「あぁ、なんか研究が山場みたいで、昨日からラボにこもりっ放し」

でもって「美咲さん」というのはパパの奥さん、
要するに私のお母さん。

JAIL(JAPAN ARTIFICIAL INTELLIGENCE LABOLATORY)とかいう
研究所の科学者。
博士号も持っていて、
我が家で在宅の研究を許されるほど
優秀な人らしいんだけど──

正直、何をやっているのか不明。

自宅に隣接したラボ。
はるかの母・美咲が白衣姿で研究に勤しみつつ、片手で食事に手を伸ばし、誤ってお茶が機械類にこぼれる。
たちまち爆発音。
ラボから飛び出した機械部品が、運悪く隣家の盆栽に命中する。

はるか「あ~ぁ、またぁ?」
翔一郎「今の音だと、また近所に被害が……」
はるか「って、ことは……」

隣の家の主婦・夏目洋美と娘の渚が、戸川家の玄関に詰めかける。

夏目「今月に入ってから何回目だと思ってるんです~?」
翔一郎「確か、23回……」
夏目「そういうことじゃないでしょ!」

この人は、隣りの家の夏目さんと、
クラスメートの渚。

別に、紹介はしたくないんだけど……

制服に身を包んだはるかが家を出る。
そこへ、友人の浜中和久が自転車で追いかけてくる。

浜中「は・る・か!」
はるか「なんだ、ハマチュー(浜中)か。なんか用?」
浜中「いやぁ、丁度良かった! 今、おまえん家に行こうとしてたんだよ」
はるか「……」
浜中「ちょ、ちょっと? なんでいっつも無視すんだよ!?」

この冴えない男子は浜中和久。
幼馴染みで同じクラス。
はっきり言って、小学生気分の抜けないガキ。

浜中「あ、そうだ! 裏山にセミ採りに行こうぜ! クマゼミのビッグウェーブのが来てるって!」

訂正── 小学生以下。

浜中「なぁ、いいだろ? 誕生日なんだし」
はるか「はぁ?」
浜中「はるか、言ってたじゃん? 『夏休み最後の日が誕生日』だって、『誰にも祝ってもらえない』って。だから、オタオメ! でもってプレゼント! 今年最大のセミの抜け殻!」
はるか「いらないよぉ! これから私、学校へ行くんだから」
浜中「学校? なんで?」
はるか「課・題・図・書・の・返・却・日なの! 今日中に返さないと」
浜中「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」


学校の図書室。

はるかが本の返却にやって来ると、級友の大滝(わたる)が本を広げている。

同じクラスの大滝航くん。
さっきの浜中なんかよりは全然大人。
成績もいいし顔も結構イケてるんだけど、
でもちょっと不良。

でもって……

はるかが大滝と目が合い、慌てた拍子に手にしていた本を落とす。

はるか「やべ……」

その場を取り繕うように、手を挙げる。

はるか「よ……」
大滝「よぅ」
はるか「……珍しいね。大滝くんが図書室来るなんて」
大滝「……」
はるか「何…… 読んでるの?」
大滝「読んでない。見てるだけ」
はるか「あ、そっか……」

そこへ渚がやって来る。

渚「航くん! 待った?」
大滝「いや。行こうぜ」
渚「戸川さんと何話してたの?」
大滝「別になにも」

はるか「何よ、『何も』って……」


戸川家の隣の夏目家。

夏目「もしもし、お巡りさん? 何度も言ってるけど、お隣の戸川さん、家宅捜査して下さる? ……良からぬ実験しとるんだがね!」

隣りのラボに、夏目が双眼鏡を向ける。

夏目「見とってみや、絶っっ対証拠をつかんでやる! 科学者だかなんだか知らんけど、悪魔に魂を売るような実験をしとるんだがね~!」

窓から、美咲の研究の様子が見える。
美咲が手にしているのは、人間の「顔」の形をした何か。

夏目「ひ~っ!?」


戸川家では、翔一郎がはるかの背を測っている。

翔一郎「──160.2センチ」
はるか「ねぇ…… 誕生日のたびに身体測定すんの、もうやめない?」
正一郎「何言ってるの? 子供の成長は親にとって、唯一の楽しみなんだから」
はるか「身長とか靴のサイズならまだいいけど、体重、スリーサイズまでパパに測られたくないし」
翔一郎「だったらね、はるかの自己申告でいいからちゃんと書いて。後で美咲さんにも見せなきゃいけないんだから」


はるかが自室に戻る。
そこには、はるかと瓜二つの少女がいる。

はるか「え……?」
少女「はるか、逢いたかった!」
はるか「嫌ぁ~!?」

はるかが家へ飛び出す。

「待って、はるかぁ! 『かなた』も、おでかけするぅ♪」

はるかが反射的に逃げ出すと、「かなた」と名乗ったその少女は自動車以上の速さで、あっという間にはるかを抜き去る。

はるか「げ……!?」
かなた「かなた、いっちば──ん!」
はるか「げ、げ……!?」

わけがわからないまま、はるかが近所の公園に逃げ込み、倉庫の中に隠れて扉を閉める。

かなた「は──る──か、どこ行ったの?」
はるか「何なの……? あいつ、何者……!? なんでそっくりなの!? なんで私のこと追っかけてくるわけ!?」
かなた「は──る──か!」

倉庫の床がグラグラと揺れだす。

はるか「わ!?」

そのまま倉庫が大きく傾き、はるかが扉から放り出される。

はるか「わぁ!?」

はるかが地面に放り出された。
かなたが何と、両手で倉庫を持ち上げている。

かなた「はるかちゃん、み──っけ♪ あははぁ!」
はるか「嫌ぁ──!?」

かなたがはるかに手を伸ばす。
思わずはるかが閉じた瞬間── かなたの動きがぴたりと止まり、微動だにしなくなる。

はるか「何……? 何なの、こいつ?」

そこへ翔一郎と美咲がやって来る。

美咲「良かったぁ…… 誰にも見られなかったみたいね」
はるか「み、美咲さん!?」


美咲のラボ。
かなたが動きを止めたまま、研究台の上に横たわっている。

翔一郎「見ればみるほど、はるかそっくり……」
美咲「当たり前でしょ? 双子なんだから」
はるか「わかるように説明して」
美咲「あなたには双子の妹がいたの。でも5歳のときに交通事故で死んでしまった。憶えてるわよね?」
はるか「うん、少しだけ……」
美咲「そのかなたを、私が甦らせたの。超高性能ヒューマノイド、要するに人間型ロボットとして」
はるか「ロボット……?」

はるかが恐る恐る、かなたの肌に触れる。

はるか「でも…… 柔らかい」
美咲「表面はハイブリッド・タイプの人工皮膚。人工と言っても毛穴もちゃんとあるし、体温調節もあるの。最新のロボット工学は日進月歩だから、この程度のボディはそれほど手間もかからなかったんだけど」
翔一郎「いや…… これだけでも凄いと思うんだけど」
美咲「問題はここ」

美咲が自分の頭を指す。

美咲「人工知能。人間並みの学習能力と刺激に対するラプタルな感情反応とアウトプットが可能なAIに記憶を反復増殖できるシンクロ・ラムを搭載してダウンサイジングするのに、かなり手間取ったわ」
はるか「……パパ、わかる?」

首を横に振る翔一郎。

美咲「要するに、私の研究の集大成。9年かかってやっと今日、完成したってわけ!」
翔一郎「9年……ってことは、かなたが死んでからずっと!?」
美咲「そう。このラボを改築して研究所も在宅勤務にしてもらったのは、かなたを甦らせるため! 今日からまた、かなたと一緒よ!」
はるか「一緒……?」

美咲が機器を操作する。

『ハロー』

かなたが目覚める。

かなた「おはよっ♪」


戸川家の中庭。
一同が囲むテーブルに、翔一郎の手料理とバースデイケーキが並べられる。

翔一郎「え── それでは、はるかの14歳と、え──、かなたも14歳……で、いいのかな?」
美咲「当然よ」
翔一郎「2人の14歳の誕生日を祝って、さぁ、ろうそくを元気良くフーっと吹き消して!」
はるか「じゃぁ…… 一緒に」
かなた「うん!」

はるがが息を吹きかけ、かなたもそれを真似て思いきり息を吐く。
たちまち嵐のような息吹で、テーブルの上の物が吹き飛ぶ。

はるか「え?」
かなた「お誕生日、おめでと──!」

翔一郎の顔にケーキが命中している。
はるかたちが呆れる中、かなたが嬉しそうに拍手を鳴らす。


夜。
かなたは寝転がってテレビを見て、無邪気に脚をパタパタ動かしている。

かなた「あっはははは!」
はるか「私…… いつも、あんな感じ?」
美咲「えぇ。基本的な行動パターンはすべて一緒のはずよ」
かなた「あっはははは! あっはははは! おっかしー、これ!」
はるか「絶っ……対、納得いかない!」
翔一郎「さぁ、お風呂沸いたよ。冷めない内にお入り」
かなた「は──い! かなた、入る!」
はるか「え…… お風呂?」

かなたが浴室へ。
はるかがそれを追うと、脱衣所の床に服が散らばっている。

はるか「私、こんなにだらしなくない……」

水の音。

はるか「かなた……?」

浴室をのぞくと、はるかが湯船の中に沈んでいる。

はるか「げ!?」


翔一郎「沈んでる!?」
はるか「そうなの! 湯船の底の方に! でもって、息とかしてないし!」
翔一郎「大変だ…… 助けなきゃ!」
はるか「待って! パパは駄目!」
翔一郎「どうして?」
はるか「だって、かなたの体は私の体なんでしょ? それ見られるなんて嫌に決まってるじゃない!」
翔一郎「そうか。じゃあ、目隠し目隠し」
美咲「耐水構造だから大丈夫よ」


はるかの自室。

かなた「あ──、い──お湯だった!」
はるか「沈んでたくせに……」

かなたが化粧水を手にする。

はるか「何やってんのよぉ!?」
かなた「お肌のお手入れ♪」
はるか「それ私のでしょ! 勝手に使わないで! 大体、肌の手入れなんて必要ないでしょ……」
かなた「ね、この本なぁに?」

かなたが手にしたのは、はるかが図書室から借りた海の写真集。
大滝の見ていた本。

はるか「駄目! 勝手に触らないで! もう…… ここ私の部屋なんだから、おとなしくしてて!」
かなた「……」

はるかが机に向かう。

かなた「はるか、何やってる?」
はるか「何って、美術の課題。夏休みの宿題、これで最後なの」

はるかが風景画の空の色を塗っている。

はるか「何……?」
かなた「かなた、宿題やりたい♪」
はるか「やりたいって……!? 駄目だよ、これ私の宿題なんだから」
かなた「ちょっと……駄目?」
はるか「……」
かなた「おねが──い♪」
はるか「……もう!」

たまりかねた様子のはるかが、かなたに絵筆を突きつける。

かなた「これ、どうする?」
はるか「だから、その白いとこ塗んの!」
翔一郎「浜中くんから電話だよ」
はるか「はぁい……」


浜中「あ、あのさ、夏休みの宿題、俺なんにもやってなくって…… 何やればいいんだっけ?」
はるか「もう…… だから、英語はプリントもらったでしょ? 数学はドリルだし、国語は課題図書の感想文」
浜中「ちょ、ちょっと待って! メモすっから」
はるか「もう、どうせ今からじゃ全部できるわけないんだから、明日学校で教えたげる」
浜中「そんな冷たいこと……」
はるか「こっちも忙しいの! じゃね」

かなた「はるか、できたよ!」

はるかの部屋では、風景画の空のみならず、地面も木も、一面が空の色で塗り潰されている。

はるか「あぁ~!?」

周りにも、一面青く塗り潰されたプリント類が散乱している。

はるか「英語のプリント!? こっちは数学のドリル…… これ夏休みの宿題だよ! なんでこんなことしたのぉ!?」
かなた「白いとこ、塗ったの♪ 全部!」


憤慨したはるかが、美咲のラボに向かう。

はるか「冗談じゃないわよ! あんな欠陥ロボットと一緒に暮せるわけ……」

ドアを開けようとしたとき、中から翔一郎と美咲の声が聞こえてくる。

翔一郎「あの、ひょっとして、毎年毎年僕がはるかの誕生日のたびに身体測定をしていたのは……」
美咲「えぇ。かなたを造るための型取り」
翔一郎「「はぁ…… あの、大したことじゃないかもしれないんだけど…… いや、でも大したことかもしれないんだけど……」
美咲「どうして、かなたを造ったのか」
翔一郎「うん……」
美咲「できるなら、かなたを生き返らせたい。もう一度かなたに逢いたい…… そう考えたとき、ふと思いついちゃったのよ。私ならそれができる」

はるか「……」

美咲「はるかとかなたって、単なる双子以上に、お互いがお互いをすごく必要としていて、足りないところを補いあって、一緒にいることで輝いていた。そんな2人だったわ」
翔一郎「うん……」
美咲「あなたも私も、かなたを亡くしてとても悲しかった。でも…… 誰よりも悲しかったのは、もう1人の自分を亡くした、はるかだって……」

はるか「……」

美咲「だから私は、かなたを造った」
翔一郎「そういうことか……」
美咲「……ね、お茶、もう一杯。熱~いの!」
翔一郎「うん、すぐ入れてくる」

ラボから出た翔一郎が、はるかと鉢合せする。

翔一郎「はるか? どうかしたの?」
はるか「う……うぅん、別に」
美咲「はるか、こっちに来て。誕生日のプレゼント、渡してなかったわね」

ラボに入ってきたはるかに、美咲が携帯電話を渡す。

はるか「これ、携帯?」
翔一郎「美咲さん、僕が思うに、はるかはまだ中学生だし携帯は早いんじゃないかと……」
美咲「違うわ」
はるか「え?」
美咲「そこに『STOP』というボタンがあるでしょ? そこを押すと、かなたを停止できるの。つまりコントローラー。よっぽど不都合な事態が起きたら、それでかなたを停止させてね」
はるか「停止するとどうなっちゃうの?」
美咲「どうもならないわ。ただ、動力が切れて動かなくなるだけ」
はるか「そうなんだ……」


自室に戻るはるか。

はるか「あ?」

宿題のプリント類がびしょ濡れで、あちこちに吊るされている。
見ると、先ほど青く塗られたプリントを、かなたがバケツの水に浸して絵の具を落としている。

はるか「何やってんのよ……?」
かなた「夏休みの宿題、もとに戻す♪」
はるか「はぁ!? もとに戻す、って?」
かなた「駄目?」
はるか「駄目っていうか、これじゃ……」
かなた「やっぱり、駄目?」
はるか「……」

かなたが不安げな視線をはるかに向けている。

はるか「……駄目じゃないよ。提出するとき、先生に言い訳しなきゃなんないけど」
かなた「やったぁ!」
はるか「あぁもう、服濡れちゃうでしょ? 床も、新聞かなんか敷かないと。それに水も取り替えないと」
かなた「ねぇ」
はるか「ん?」
かなた「一緒にやる?」

無邪気な様子に、はるかの顔が思わずほころぶ。

夜通しで2人がかりの作業が続く。

そして朝。
かなたが、干し終えた最後の1枚を手にする。
はるかは疲れ果てて、机に突っ伏して眠っている。

かなた「できたぁ! は──るか、朝だよ♪」
はるか「まだ、眠い……」
かなた「ガッコー、行く時間♪」
はるか「学校なんか…… 行きたくない……」
かなた「……?」

かなたが壁に掛かっている制服を見やる。


はるかの制服に身を包んだかなたが、翔一郎のいる居間に降りて来る。

翔一郎「ブエノス・ディア~ス、はるかぁ! 今日はね、パパ特製のほうれん草のディッシュだよ」
かなた「いただきまぁす!」
翔一郎「嬉しいなぁ! はるかがパパのブレイクファーストを文句も言わずに食べてくれるなんて、こんなの初めてぇ!」


翔一郎「気をつけて、いってらっしゃい!」
かなた「は──い!」


翔一郎が居間に戻ると、はるかが自室から駆け降りて来る。

はるか「どうして目覚まし鳴んないのよぉ!」
翔一郎「あれぇ!?」
はるか「ねぇパパ、私の制服知らない!?」
翔一郎「……かなた?」
はるか「何、朝から寝ぼけてんのよ!」

美咲が起きて来る。

美咲「おはよう……」
翔一郎「あ、美咲さん、おはよう」
美咲「あら? 何やってんの、はるか?」
翔一郎「えぇ? はるかなのぉ!?」
美咲「見ればわかるでしょ……」
翔一郎「じゃ、今出てったのは!?」
はるか「そんなぁ……!?」


かなたが学校の校門の前に立つ。
初めての学校、どんな騒動が待ち受けているのか──?


つづく
to be continued....

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最終更新:2016年01月16日 19:23