艦隊これくしょん -艦これ-の第1話

モノクロの深海。


ナレーション「至誠に悖るなかりしか?
言行に恥づるなかりしか?
気力に欠くるなかりしか?
努力に憾みなかりしか?
不精に亘るなかりしか?」

海から現れた深海棲艦の勢力。

ナレーション「海の底から出現する、謎の艦艇群、それらを人類は深海棲艦と呼称した、駆逐艦級から超ド級大型戦艦まで、多彩を極める深海棲艦の攻撃によって人類は制海権を消失」

緑のプロペラ飛行機群が深海棲艦の勢力に向かって攻撃する、更に白のプロペラ飛行機群も立ち向かう。

ナレーション「その驚異に対抗できるただ一つの存在、それが在りしの戦船の魂を持つ娘達、艦娘である。」

榛名を先頭に愛宕、霧島、球磨、多摩、翔鶴が深海棲艦の勢力と向き合い戦う。

榛名「勝手は榛名が許しません!」
霧島「全門斉射!!」

榛名、霧島は攻撃を深海棲艦に向けて放つ。

ナレーション「艤装と呼ばれる武器を装着し、生まれながらにして深海棲艦と互角に戦う能力を持つ彼女達。」

ミサイルが深海棲艦に命中する。

司令室。

大淀「敵重巡、2体撃破!」
陸奥「近いわね」
長門「ああ」

司令室で状況を視察してる長門と陸奥

ナレーション「その活躍により海権奪還に向けた艦攻作戦が開始されようとしていた」

長門は地図を両手で押し叩く

長門「敵勢地の発見を優先!近いぞ!」

海の戦場

翔鶴「行くわよ、第一攻撃隊、発進!」

翔鶴は矢を放つ、代わって上空に飛んでいるプロペラ機に崖には航空母艦の赤城がいて、海辺の石場の鉄骨の塔当たりでは荷物を背負った駆逐艦である吹雪が立っていた。

吹雪「綺麗…」

吹雪の上には緑のプロペラ機が飛んでおり、吹雪が振り向くと基地である鎮守府が写る。

吹雪「よし!」

提督室

吹雪「初めまして司令官!吹雪です!よろしくお願いします!」

吹雪は提督室にいる司令官に向かって自己紹介をする。

初めまして!司令官!

吹雪「失礼しました!」

吹雪は提督室の扉を閉める

吹雪「どうしよ…」

睦月「あのぉ…」

吹雪「はっ!はいっ!?」

吹雪は誰かに呼びかけられ向き合うと、そこには睦月がいた。

睦月「吹雪さんですか…?」

吹雪「あっ!はいっ!吹雪であります!、本日付けで第三水雷戦隊に配属になりました!」

睦月「同じ第三水雷戦隊に所属する睦月です!よろしくお願いします!」

吹雪「あっ、こちらこそよろしく!」

それを言うと同時に吹雪の荷物は床に落ち、慌てふためき荷物を拾う中、睦月がペンギンの貯金箱を拾う。

睦月「可愛い!」

そう言うと睦月は吹雪に向けて手を出す。

睦月「良かった」

それを言うと吹雪も立ち上がる

睦月「特型駆逐艦と聞いたので、もしかしたら怖い人だと思っていたから」

吹雪「私も怖い人だったら、どうしようって言ってたから、良かった。」

二人は同時に笑うと、鎮守府辺りの市街地の背景が写る。

吹雪「この鎮守府は大きいんだね」

睦月「大抵の事はこの中で住んじゃうの」

鎮守府に代わってお食事処である甘味処まみやにいる店主の間宮と暁型艦娘4人とお風呂場にいる時雨型艦娘3人が写る。

睦月「任務や出撃に関する事じゃなく休日を過ごすためでもあるから睦月も殆ど外に出ることは無くて」

吹雪と睦月はエレベーターの中で話していた。

吹雪「えーっ、すごいんだね」

エレベーターは止まり、吹雪は睦月に案内された部屋へ行く

第三水雷戦隊

吹雪「ここ?」

睦月「うん!」

睦月は扉を開ける

睦月「夕立君!吹雪ちゃん連れてきたよ!」

そこには本を読んでいる時雨型の夕立がいた。

夕立「ぽい?」

吹雪「はっ、初めまして吹雪です」

それを言うと夕立は吹雪の元へ行く

夕立「夕立だよ、貴方が特型駆逐艦の一番艦?、なんだか地味っぽい」

睦月「もう、失礼だよ~」

睦月は吹雪の持ってる荷物をテーブルに置く

睦月「机はこれを使ってね、それで荷物はこっちに」

睦月が引き出しを開けると熊の縫い包みがあった。

睦月「もう夕立ちゃん!吹雪ちゃんが来るまで、片付けておいてって言ったのに!」

夕立は両手を顔につける。

夕立「だって、私の引き出しにもう入らないっぽい」

吹雪「ああ、大丈夫、私そんなに荷物ないし」

睦月「うんうん!そういうの駄目だよ!共同生活してるんだから!」

夕立「また始まった~睦月ちゃん細かすぎっぽい」

睦月「夕立ちゃんは大雑把過ぎなんだもん」

吹雪「(みんないい人そうだな…)」

そんな中、後から吹雪の顔が何者かに弄られる。

川内「ふむ、これが特型駆逐艦の一番艦か」

吹雪は驚愕して振り向くと、そこには那珂型の神通、川内がいた

川内「ちょっと垢抜けないけど、いいじゃん!」

神通「姉さん…」

吹雪「あ…貴方は?」

睦月「川内さん、同じ第三水雷戦隊のメンバーで妹の神通さんと那珂ちゃんと一緒に隣の部屋にいるんだよ」

川内「ねえねえ!特型駆逐艦」

吹雪「吹雪ですけど…」

川内「夜ってすき?」

吹雪「嫌いじゃないですけど…」

川内「そうだよね!やっぱ夜はいいよね!」

川内は吹雪の顔を激しく撫で撫でする。

川内「貴方とは上手くやっていけそうだよ!」

夕立「相変わらず夜戦バカっぽい」

川内「バカ言うなっ!」

神通「姉がご迷惑をおかけします…」

睦月「おや…?那珂ちゃんは?」

川内「あれ?さっきまでいたんだけどな?」

那珂「第三水雷戦隊の那珂ちゃんでーす!」

那珂の声に一同は振り向き、外では那珂がチラシを配っていた。

那珂「艦隊のアイドル那珂ちゃんのファーストライブやりまーす!みんな来ってねぇー!」

窓越しから那珂を見ている一同。

吹雪「あれが那珂ちゃん?」

神通「妹もご迷惑をおかけします」

一方、海上では艦娘らが深海棲艦らと戦っていた。

球磨「舐めるなクマ!」

多摩「そこニャ!」

球磨と多摩は攻撃を放つ。

愛宕「ぱんぱかぱーん!喰らいなさい!」

愛宕は主砲を放つ。

翔鶴「見つけた!」

鎮守府司令室。

大淀「第四艦隊、翔鶴より入電、敵勢地を発見、繰り返します、敵勢地を発見!」

長門「ついに突き止めたか、奴らの巣を」

陸奥「どうするの?」

長門「提督の意志は既に確認済みだ、第四艦隊には帰還命令、同時にこれより勢地攻撃の艦隊を編成する!打って出るぞ!」

一方、鎮守府の外では利根、島風、雷、電、如月が走っていた。

利根「後一周!我輩に続け!」

島風「遅い!遅い!」

雷「がんばって電!あと少し!」

如月「髪が痛んじゃう!」

睦月「如月ちゃん!頑張って行きましょう!」

睦月は如月に向けて手を振ると、如月も手を振る。

夕立「ここが教室っぽい」

*1
駆逐級

睦月「今日は日曜日で誰もいないから、明日みんなに紹介するね」

吹雪「うん、ありがとう!」

吹雪は時間割に目を付ける

吹雪「ねえ、睦月ちゃんと夕立ちゃんって実戦どの位積んできたの?」

睦月「実戦?この艦隊に配属になってから、まだ二回かな?」

夕立「一回は何もしない内に先輩が倒しちゃって終わったっぽいっしね」

睦月「吹雪ちゃんは?」

吹雪は質問に答える。

吹雪「え…えっと…この位?」

夕立「二十?」

吹雪「ううん…いや…」

夕立「さすが一番艦!」

睦月「およよ!睦月も頑張らなくちゃ!」

三人は話している中、白いプロペラ機の音に気づき駆けつけ、外を見ると白いプロペラ機群が上空を飛んでいた

夕立「一航戦の先輩達の演習っぽい!」

吹雪「一航戦?聞いたことある!たった一艦隊で数十の深海棲艦に立ち向かい完全勝利したと言われる伝説の艦娘達だよね!」

赤城と加賀が深海棲艦を倒した後の狼煙を見る風景が写る。

吹雪「航攻に配属されてるんだ~!」

睦月「ちょっと見に行ってみようか?」

吹雪「うん!」

一方、赤城は演習場で弓による射撃の練習をしていた、放った弓がプロペラ機になり的を攻撃する、密かに見ている3人。

吹雪「はぁ…綺麗…」

睦月「あれが第一航空戦隊、通称一航戦の誇り、正規空母赤城先輩だよ」

吹雪「赤城先輩…」

赤城は再び弓を放つ

吹雪「(すごい…放つ瞬間、一転に集中して微動だにしない)」

加賀は立ち上がる。

加賀「流石ね赤城さん」

赤城「いえ、まだ微妙な調整が必要です、慢心しては駄目」

赤城がそう言うと加賀は密かに見てる三人に気づく

夕立「あっ、やばいっぽい!」

吹雪「あ、ちょっと!」

夕立と睦月は逃げ、吹雪も逃げるものの木の枝が顔にぶつかる。

睦月「大丈夫!吹雪ちゃん!」

そこに赤城と加賀がやってくる。

加賀「断りも無く入ってきては駄目よ」

睦月「すっ、すみません!」

睦月は吹雪の元へ駆けつける。

睦月「吹雪ちゃん」

赤城「?…吹雪さん?」

吹雪「はっ、はいっ!」

赤城「やはり、貴方がそうなのですね、提督から話は聞いています」

吹雪「提督から?」

赤城「いつか、一緒の艦隊で戦いましょう」

赤城は微笑む。

吹雪「はいっ!」

甘味処
間宮

間宮「はーい、お待たせ。」

夕立「いただっきまーす!」

特盛餡蜜を食べる3人

睦月「これが間宮名物の特盛餡蜜だよ」

吹雪「いつか一緒の艦隊で戦いましょう…ニコ」

吹雪は赤城の事に惚れて喜んでいる。

夕立「ニコ?」

睦月「全然、聞いてない…」

夕立「赤城先輩、かっこいいぽいもんね」

夕立は指で吹雪の顔を突くと、吹雪は突然目を覚まし餡蜜に驚愕する。

吹雪「うわっ!なにこれ!」

睦月「今、気づいたの?」

吹雪「ごめん…」

北上「大井っちが心配し過ぎだよ、ちょっと席、外しただけなのに」

吹雪は声に気づいて餡蜜を食べてる北上と大井に目を付ける。

大井「いなくなる時は必ず一声かけてからって約束したじゃないですか」

北上「そうだっけ?」

大井「もう…」

大井は顔を振る。

北上「わかった…悪かったよ、ほい…」

北上は餡蜜のモナカを大井にあげる。

大井「もう…」

モナカを食べる大井

睦月「あれは北上さんと大井さん」

夕立「二人でいるときは声かけないほうがいいっぽいよ」

そんな中、鎮守府全体に警報音が鳴り渡り、咄嗟に立ち上がる3人、港にいる朝潮型艦娘3人と鎮守府の傍にいる夕張と司令室にいる長門。

迅速に基地兼ねて発車カタパルトに駆け付け待機している艦娘*2ら。

大淀「主力の第一機動部隊、第二支援艦隊、第三水雷戦隊、各同全艦隊の出撃準備完了しました」

長門「秘書官の長門だ第四艦隊が佳日遠征中に敵深海棲艦と遭遇、その際、敵勢地を発見した。」

お風呂で戦いの疲れを癒してる艦娘*3ら、海の上にいる深海棲艦の勢力。

長門「この鎮守府正面海域を制圧している艦隊であることは間違いない、これよりここを強襲する!」

一同「わあ」「よしっ!」

赤城「強襲…いよいよ反撃ですね」

加賀「ここは譲れません」

金剛「oh!鼻息がなるネー!」

比叡「お姉さまは間違ってる…」

司令室に映し出されている地図

長門「布陣は一航戦 赤城達を主力とした第一機動部隊は敵勢地を強襲、第二支援艦隊はこれを援護、第三水雷戦隊はこれらの主力として前衛の警戒に当たる、いいな?。本作戦の目標は深海棲艦の脅威を排除しよ、この鎮守府正面海域からの海上航路を回復することにある、各自、心して作戦に当たってほしい、慢心は禁物だ」

暁「誰に言ってるのかしら?」

響「ハラショー」

長門「では第三水雷戦隊、主力を先頭にして進抜!暁の水平線に勝利を刻むのだ!」

基地の扉が展開し、カタパルトが動き出す。

吹雪「ど…どうしよ…」

睦月「頑張って行きましょう!吹雪さん!」

吹雪「う…うん…でも…あのね…私、実は…」

夕立が吹雪の手を掴む

夕立「さあ素敵なパーティーにしましょう!」

大淀「第三水雷戦隊、出撃してください」

睦月「吹雪ちゃん、出撃だよ」

吹雪以外の艦娘らは出撃準備に入り、吹雪は不安に思う。

吹雪「(ここまで来たら…行くしかないよね!)」

海の中のライトが発し、発射ラインが水色に光る。

神通「第三水雷戦隊、旗艦神通行きます」

カタパルトの床が展開し出撃のマークが表示される。

吹雪「吹雪行きまーす!うわぁー!」

吹雪は飛び降り出撃のボタンを踏むと、武装が次々と装着され、他の艦娘たちに続くように水上カタパルトを滑り、吹雪は怯えていたのか海に落ちるものの立ち上がる。
天井にある吹雪のパネルが表示されると、鎖が武器を引き出し吹雪に装着され発進する。

司令室

大淀「先行艦隊、出撃しました。続いて主力第二支援艦隊、第一機動部隊、出撃します。」

赤城「一航船赤城、出ます!」

加賀「加賀、出撃します」

赤城と加賀も出撃すると、左腕に空母のカタパルトを模した盾を装着する。
敵勢地へと進む艦娘ら、そんな中、慣れていないのか吹雪は足の動きに震える。

吹雪「うわぁ!速い!速いっ!」

川内「特型駆逐艦、陣形崩れてるよ!」

吹雪「すっ、すみません!」

睦月「大丈夫?」

夕立「どこか調子悪いっぽい?」

吹雪「ん…ん、大丈夫…!」

吹雪は足の操作に慣れず進んでいた

神通「吹雪ちゃん、もしかして貴方…」

吹雪「あ…あ…えっと…」

一同「実戦経験がないっ(ぽいっ)!」

川内「ゼロって?つまり今日が初出撃?」

睦月「練習はゼロって事!?」

夕立「出撃させてもらえなかったっぽい?」

吹雪「もらえなかたって、言うか…無理って言うか…」

睦月「無理?どうして?」

吹雪「だから私、運動が…」

余所話していたのか吹雪は滑って転ぶ。

川内「なんで言わなかったの?」

吹雪「司令官が心配ないって、出来るって…」

夕立「いい加減っぽい…」

神通「それよりも皆さん、そろそろ敵海域に」

前方に深海棲艦のハ級の駆逐艦が攻めてくる。

那珂「お仕事の時間みたいだね!」

三人は立ち向かう。

吹雪「(これが深海棲艦…こんなに大きいんだ)」

神通「砲雷激戦、始め!川内姉さん!」

川内「夜じゃないのに!」

二人は攻撃する。

那珂「那珂ちゃんセンター、一番の見せ場!いっけー!」

那珂が放ったミサイルは海に潜りハ級に命中する。

那珂「やったーぁ!」

次はイ級が顔を見せて攻撃を仕掛け、川内、那珂に命中する。

神通「姉さん!那珂ちゃん!」

那珂「やめてぇ!」
川内「やったなぁ!」

吹雪「大丈夫ですか?」

那珂「アイドルはへこたれない!」

川内「夜になったら見てなさいよ!」

川内型3人が突撃する。

吹雪「これが…戦い…」

睦月「見て…」

夕立「こんなにいるっぽーい」

神通「落ち着いて、もう一度陣形を組み直しましょう、三十字に」

6人は陣形の体勢を立て直す。

吹雪「(足でまといにならないようにしなきゃ…)」

川内「撃てぇー!」

川内型3人と吹雪は主砲を放ち、敵に命中する。

吹雪「やった!」

だが命中せず敵の攻撃が吹雪に目掛けて進んでくるが外れる。

川内「びびってる暇はないよ!」

6人は攻撃をする。

司令室

大淀「第三水雷戦隊及び第二支援艦隊、交戦中。主力第一艦隊、後5分で敵射程に入ります」

長門「頼むぞ」

戦場

金剛「バーニングラブ!」

金剛は主砲を放ち、暁型らは進みながら攻撃する

響「不死鳥の名は伊達じゃない」

夕張と最上が戦ってる中、攻撃が最上に命中し中破する。

最上「ちょっと後の主砲が壊れてしまったね」

敵勢地へと進む6人。

大淀「間もなく、敵勢地に到着します」

深海棲艦群の先頭に立っている泊地棲姫。

吹雪「あれが敵勢地」

睦月「吹雪ちゃん!」

声に反応したのか、海の中からイ級の駆逐艦が吹雪に襲い掛かろうとするが外れて再び潜った弾みで吹雪は飛ばされる。

睦月「吹雪ちゃん!」

再びイ級の駆逐艦が吹雪を襲い掛かろうとした瞬間、横から味方の援護射撃が命中し沈むと、川内型三姉妹が駆けつける。

那珂「吹雪ちゃん!撃って!」

吹雪「お願い!当たって下さい!」

吹雪は撃つものの外れ、またもや吹雪を襲い掛かろうとする。

夕立「吹雪ちゃん!」

その瞬間、白いプロペラ機が連射攻撃をイ級駆逐艦に浴びせ破壊されたことで、吹雪は九死に一生を得ると、上空には白いプロペラ機群が飛んでおり、別行動をしてた第一航空戦隊である赤城、加賀、蒼龍、飛龍、雷、電が駆けつける。

赤城「第三水雷戦隊ご苦労様でした!下がってください、ここからは第一航空戦隊が参ります!」

加賀「ここは譲れません…」

赤城と加賀が放った弓矢はプロペラ機となり、それを見る最上と夕張。

最上「赤城さん?」

プロペラ機に乗っている妖精、ならびにプロペラ機群は爆撃で敵を攻撃する、それを見ている吹雪、睦月、夕立の3人。

吹雪「すごい」

プロペラ機群は泊地棲姫を攻撃するもののバリアの攻撃で効かず、泊地棲姫はプロペラ機を攻撃し破壊する。

比叡「主砲斉射!」

金剛「全砲門 FIRE!」

金剛と比叡は主砲が泊地棲姫に向けて放たれ、上空から来たミサイルも命中する。

夕立「嘘っぽい」

神通「衝撃が…はっ!」

泊地棲姫は攻撃を連続で浴びたバリアが壊れる中、砲台の攻撃を放つ、その隙を見て赤城は弓を放ち変わったプロペラ機は海に向けて爆撃し、泊地棲姫は沈み、空は晴れる。

吹雪「すごい…なんてかっこいんだろう…」

スタッフクレジットが表示されると同時に背景は司令室へと写る。

大淀「敵勢地撃破、海域解放されました!」

長門型の姉妹は笑い喜ぶ。

夕日を背景に影の上でそれを見る吹雪。

吹雪「赤城先輩…私もあんなふうに戦えたら…」

(赤城「いつか、一緒の艦隊で戦いましょう」)

吹雪「無理だよね、私なんかじゃ…」

それを言うと提督の影が写る、吹雪は振り向くと驚く。

吹雪「司令官!?」

吹雪は鎮守府に戻って建物内を走る。
一方、中では川内型の那珂、神通と睦月が風呂上がりに菓子を満喫していた。

那珂「ますます魅力的になっちゃった!やったぁ!」

睦月「川内さんが?」

那珂「まだ入渠してたよ大破だったからね」

そんな中、那珂がドアが激しく開く音に気づくと、吹雪が部屋に入る。

睦月「吹雪ちゃんどうしたの?」

夕立「事件ぽいっ?」

吹雪「私、決めた、」

睦月「え?決めた?」

吹雪「私、頑張る、強くなっていつか…!、いつか!赤城先輩の艦隊の護衛艦になる一緒に戦う!」

(続く)

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最終更新:2015年11月12日 23:14

*1 実際は逆に書かれている

*2 赤城、加賀、蒼龍、飛龍、吹雪、金剛、比叡、睦月、川内、神通、那珂、最上、暁、響、雷、電、夕立、夕張

*3 榛名、球磨、多摩、翔鶴