ここでは、ゲーム内での資金に当たるCreditと、特殊な通貨のように扱われるLicenseの収入と支出について解説します。
CreditとLicenseの状況はゲーム画面左上に常時表示されます。カーソルを置くと詳細が表示されます。
左上:Credit保有量(Wealth) 右上:License保有量
左下:Credit変動量(Balance) 右下:総人口
Creditについては、現在保有している総量(Wealth)と、定期収入から定期支出を引いたBalanceが現在の状況を表します。Licenseは定期的な変動がないため、現在の保有量だけが表示されます。
また、各島のWarehouseをクリックすると、その島だけでのCreditの収入と支出が画面右上に表示されます。なお、この時に表示されている島の名前をクリックすると入力モードになり、名前を自由に変更できます。
左上:島の人口 真中上:島の税収 右:島のBalance(税収-維持費)
左下:島の住居の数 真中下:島の施設維持費
Creditについて
Creditは建物の建設、ユニットの生産、物資の購入、NPCとの外交アクション、アイテムの製造・研究に用いられます。
Creditが底を尽くと実質的には何もできなくなります。
BalanceがプラスであればCreditが貯まるのを待つだけでよいのですが、Balanceがマイナスの状態でCreditが0になると逆に負債が貯まり始め、この状態が長時間改善されないとゲームオーバーになります。
従って何としてもBalanceをプラスに持っていかなければなりませんが、後述する税率の調整によってもプラスに持っていけない場合は、不定期収入を得ることで新たな活動を可能にしましょう。
以下のような手段でCreditの不定期収入を得ることができます。
売ろうとすればどんな物資でも売ることができますが、買取先が高く買ってくれるものを持っていくのがポイントです。
建設時に消費したCreditが返ってきます。ゲームの難易度設定によって全額返還・半額返還・返還なしのどれかになります。返還なしの設定のときに取り壊さないように気をつけてください。
特定のNPCの外交アクションには借金の申し込み(「Take out a loan」)があります。借金は一度にまとめて借り、定期支出という形で長期間にわたって返すことになります。当然ながら、長期的に見ると利息の分だけ損をします。特に一度に大量に借りるとその分利息も多くなります。
クエストのクリア報酬にCreditが設定されていることがあります。切羽詰っているときにクリア可能でCreditが貰えるクエストが舞い込むかどうかは運次第ですが、特定のNPCとの外交でクエストを出してもらう(「Demand quest」、Credit不要)ことも可能です。
Balanceについて
Balanceは定期的なCreditの収入と支出の差を取ったもので、時間がたつにつれてCreditの保有量がどのように変動するかを表します。
Creditの定期的な収入と支出には以下のような種類があります。
- 定期的なCreditの収入
- 住民からの税金
- NPCの資金運用による収入
- Shareの保有による配当(Dividend)
- 定期的なCreditの支出
- 建物の維持費
- ユニットの維持費
- NPCへの借金の返済
(ゲーム内での詳細内訳は以下のように表示されます。
Military maintenance: 戦艦や航空機などの戦闘用のユニットと砲台など戦闘用の建物の維持費
Vehicle maintenance: 輸送船など非戦闘用のユニットの維持費
Building maintenance: 戦闘に直接関係のない建物の維持費 )
Balanceを改善して健全な経済状態を維持するには、税収を伸ばすことが基本となります。
税額は住民の数に左右されるため、経済的に行き詰ってきたらまず住居を増やすことを考えるべきです。
その上で住民の要求をなるべく高い水準で満足させ、さらにデメリットが生じない範囲で税率のレベルを上げてなるべく多く搾り取りましょう。
逆に支出を抑える方法としては、その時点では不要な建物を休眠状態にすることで維持費を安くするのが有効です。特に砲台系の建物は休眠中は維持費が0になるので、戦争中でなければ全て休眠させたほうが資金繰りが楽になります。
定期収入の一つである「NPCの資金運用による収入」はNPCと特定の外交アクションを行った際に出現します。アクションの名前はNPCによって異なりますが、様々なNPCに資金運用を依頼できます。これは借金の逆パターンで、先にまとまったCreditを渡し、しばらくの間定期収入という形で返してもらうというものになります。外交アクションについては各
NPCのページを参照してください。
「Shareの保有による配当」は拡張パックDeep Oceanを適用しているときのみの要素です。詳しくは
Hostile Takeoverのページを参照してください。
税率の設定について
住民に課す税率は島ごと、かつ住民の種類(階層)ごとに設定できます。
住居をクリックしたときに右上に表示されるスライダーをドラッグすることで税率を設定できます。スライダーが右に行くほど税が重くなります。
税率の色は税金に対する住民の反応を表しており、以下の意味を持ちます。
- 濃緑:住居に空きがあれば住民が増えていきます。他の条件を満足していれば住民が一つ上のレベルに昇格します。
- 薄緑:住居に空きがあれば住民が増えていきます。ただし昇格はしません。
- 黄:住民は増えも減りもしません。
- 橙:住民が減っていきます。
- 赤:住民が急速に減っていきます。
住民の満足度が高いほど色の境界線が全体的に右に寄ります。つまり、高い税率を課しても反発を受けません。
通常の税率設定では、自動的に色と色の境界線に税率が設定され、住民の満足度による変動に追随して税収額が変わります。
シフトキーを押しながら税率を設定するとスライダーの位置が固定され、満足度による変動に追随せず一定の税率を維持するモードになります。
同じ島の各階層の住民の状態を比較してみました。WorkerもEngineerも現状に満足してはいますが、WorkerよりもEngineerの方がゲージが右寄りになっています。これはEngineerのNeedsを満たす物資(Luxuary mealなど)が潤沢に供給されているのに対し、FishやTeaといったWorkerが消費する物資がやや不足気味だからです。Executiveについてはいくつかの要求物資の供給が途絶えているためゲージの緑の部分が消滅しています(税率を濃緑や薄緑に設定していても自動で黄色に設定されます。物資が届いてゲージが復活すれば元の設定に戻ります)。Workerには笑顔のアイコンがついていますが、これは人口が上昇しつつあることを示します(Engineerに表示されていないのは住居に空きがないためです)。税率を橙や赤にすると人口減少を意味するしかめ面のアイコンが出ます。
税率を橙や赤に設定することは避けるべきですが、都市が十分に発展して空き部屋が一切ないのであれば全階層を黄色に設定しても問題はありませんし、また住民の昇格に必要な条件が満たされていない間は濃緑ではなく薄緑に設定しても特にデメリットはありません。細かく調整して最大限の収入が得られるようにしましょう。ただしあまりいじりすぎると必要なときに人口が伸びなかったり昇格が起こらなかったりしますので、こまめにチェックすることをお忘れなく。
Licenseについて
Licenseは特殊な行動において消費される通貨のような存在です。以下のような形で入手・消費されます。
- 入手方法
- クエストの報酬(常にもらえるとは限りません)
- アイテムをNPCに売却する
- 特定のNPCとの外交でLicense tradingを行なう(Creditを消費してLicenseを購入)
- AcademyでBasic research系の研究を行なう
- 利用方法
- NPCからアイテムを購入する
- Academyで各種のFormulaを研究する
- World Council Actionの発動を依頼する
もっとも一般的な消費先はアイテムの購入です。ただし大規模な研究開発を繰り広げるのであれば、Licenseがいくら有っても十分ということはありません(研究以外にプロトタイプの入手にもLicenseを利用できるため)。逆に不要なアイテムをLicenseに変えてしまいましょう。
最終更新:2013年03月22日 02:31