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ソーニャ「はぁ……はぁ……」

ガチャ

ソーニャ「おい!!」

ソーニャ「……あれ……?」

ソーニャ「おーい!!どこだー!!!」

ソーニャ「……」キョロキョロ

ソーニャ「あれ……」

ソーニャ「おーい!!でてこーい!!」

ソーニャ「エサだぞー」

ソーニャ「おーい……」

ソーニャ「……」

ソーニャ「どこだよ!!おい!!でてこい!!」

ソーニャ「……おい……どこに……」

ソーニャ「……ここか!?」

ソーニャ「ちっ……」

ソーニャ「どこだよ!!このやろう!!」

ソーニャ「エサだぞ!!腹減ってんだろ!!!おい!!!」

ソーニャ「……こうなったら」ゴソゴゾ

ソーニャ「……」グッ

バァン!!!

ソーニャ「……」

シーン

ソーニャ「……まさか……死ん……」

ソーニャ「いやいや!!!そんなわけあるか!!1日もたってないぞ!!」

ソーニャ「一食抜いたぐらいでありえないだろ!!」

ソーニャ「おい!!どこだよ!!おーい!!!」

ソーニャ「こっちか……?」オロオロ

ソーニャ「やすなになにか言われる前に見つけないと……」オロオロ

ソーニャ「―――だめだ……いない」

ソーニャ「……」

ソーニャ「……もしかして死期を悟って姿を消した、とか?」

ソーニャ「……」

ソーニャ「嘘だろ……」

ソーニャ「うそ……」

ソーニャ「……」スクッ

ソーニャ「どこだよ……」キョロキョロ

ソーニャ「でてこいよ……」

ソーニャ「おーい……」

ソーニャ「……」

ソーニャ「そんな……一食抜いただけで……?」


学校

「みてみてー、犬がまよいこんでるー」

「かわいいー」

あぎり「あら~?」

犬「ワン!!ワン!!」

あぎり「あれは~ソーニャにごうじゃないですか~」

犬「ワン!!」

あぎり「お腹すいてます~?」

犬「ワン」

あぎり「競争用自動車の最上位級といえば~?F~?」

犬「ワン!!」

あぎり「かしこ~い。はい、ぎょにくそ~せ~じ~」

犬「ワン!!」

あぎり「うふふ」ナデナデ

やすな「あぎりさん」

あぎり「はい?」

やすな「ソーニャちゃんの家にいきたんですけど」

あぎり「そうですか~?」

やすな「って、あぁぁ!!!ソーニャ2号!?」

あぎり「はい、学校に迷い込んでました~」

やすな「ど、どうしてまた……」

あぎり「きっとソーニャに会いにきたんじゃないですか~?」

やすな「そうなの~?」

犬「ワン!!」

あぎり「ゴルフで第一打目にカップインすることを、ホールイン~?」

犬「ワン!!」

やすな「すごい!!」

あぎり「この子はかなり賢い犬ですね~」ナデナデ

やすな「よーし!!このまま飼い主を探そう!!!」


ソーニャ「……窓が開いてる」

ソーニャ「ここから出て行ったのか?」

ソーニャ「……」

ソーニャ「……」キョロキョロ

ソーニャ「って……なんで私があの犬の心配をしなきゃいけないんだ……」

ソーニャ「やめだやめやめ」

ソーニャ「私には関係ない。全部、やすなの所為だ」

ソーニャ「……私は関係ない」

ソーニャ「うん……」

ソーニャ「……」

ソーニャ「くっそ……!!」

ソーニャ「どこいったんだよー!!!」ダダダッ


やすな「すいませーん」

「はい?」

やすな「子犬、いりませんか?」

あぎり「おねがいしま~す」

犬「ワン!!」

「まぁ、かわいいわね」

やすな「しかも賢いんです!!」

「へえ。どういうふうに?」

あぎり「州都がリジャイナであるカナダ中部の州は~?サスカチュ~」

犬「ワン!!」

やすな・あぎり「はいっ!!」

「……うん。すごいね」パチパチ

やすな「で、どうですか!?」

あぎり「どうでしょ~?」

「うーん……」


ソーニャ「あ、ちょっと」

「はい?」

ソーニャ「子犬、見かけなかったか?」

「みてないね」

ソーニャ「ありがとう」

ソーニャ「……ちょっと」

「なんです?」

ソーニャ「犬を探してるんだ。子犬なんだけど」

「見てない」

ソーニャ「……」

ソーニャ「どこだよ……」

ソーニャ「くそぉ……!!」

ソーニャ「絶対に見つけてやる……!!!」


やすな「あーよかった」

あぎり「ですね~」

ソーニャ「……」キョロキョロ

やすな「ソーニャちゃん!!」

ソーニャ「や、すな!?」

やすな「なになにー?なにしてるのー?最後の授業にも戻ってこなかったし」

ソーニャ「いや、仕事がはいったんだ……」

やすな「ふーん。あ、そうそう。ソーニャ2号は―――」

ソーニャ「今からエサを買いにいくところだ!!」

やすな「へ?」

あぎり「……」

ソーニャ「じゃ、じゃあな!!」ダダダッ

やすな「あ、ソーニャちゃん!!」

あぎり「うーん……」

ソーニャ「やばい……やすなにバレたらなんて言われるか……」

ソーニャ「探そう……」

ソーニャ「早く見つけないと……」

ソーニャ「これだから犬は嫌いなんだ」

ソーニャ「でも、子犬だろ……行動範囲なんてたかがしれてるはずだ」

ソーニャ「そうだ!!公園!!」

ソーニャ「あそこならアイツの足でもいけるぐらいの距離だ」

ソーニャ「そこだ。そこにいるはずだ」

ソーニャ「急ごう。やすなが怪しむ前に……!!」

ソーニャ「……」ダダッ


公園

ソーニャ「どこだー」ガサガサ

ソーニャ「おーい、もういいかげんにしろー」ガサガサ

ソーニャ「……くそぉ……手間かけさせるなよ……」ガサガサ

ソーニャ「はぁ……」

ワンワン!!

ソーニャ「!?」

ソーニャ「そっちかぁ!!」ダダッ

「ん?」

いぬ「ワフ」

ソーニャ「あ……」

いぬ「クーン」

ソーニャ「こっちくるなぁ!!!」

ソーニャ「ああ!!もう!!」

ソーニャ「どこだよ!!」ガサガサ

ソーニャ「はぁ……くそ……見つからない……!!」

あぎり「わんわん」

ソーニャ「!?」

あぎり「わぉーん」

ソーニャ「なんだ、あぎりか……」

あぎり「おこまりのようですね~?」

ソーニャ「いや、困ってない」

あぎり「ほんとうですか~?」

ソーニャ「ああ」

あぎり「では、なにがみつからないの~?」

ソーニャ「そ、それは……えと……」

あぎり「ん~?」

ソーニャ「ナイフだ!!」

あぎり「あ~、それはたいへ~ん」

ソーニャ「そうだ!!私は大変なんだ!!だから、もういく!!」

ソーニャ「……」ガサガサ

ソーニャ「ん……?もう日が暮れてきたな……」

ソーニャ「このまま見つけられなかったら……」


やすな『え~?ソーニャちゃんのくせに犬の一匹世話できないの~?』

やすな『ぷはははは!!!傑作~!!!!』


ソーニャ「……そんなことをいわせるわけにはいかない」

ソーニャ「そんなこと……」


やすな『え……いないの……?どうして……どうして……?』ウルウル

やすな『ソーニャ2号に……もう……あえ、ないの……?』ポロポロ

やすな『ソーニャちゃぁぁん……ひどいよぉぉ……』ポロポロ


ソーニャ「……!!」フルフル

ソーニャ「何考えてるんだ……私は……!!」

ソーニャ「はやく……見つけないと……」ガサガサ

ソーニャ「はぁ……はぁ……」

やすな「ソーニャちゃん!!ソーニャちゃーん!!」

ソーニャ「やすな……!?まずい!!隠れないと……!!」

やすな「あれー?ほんとにここにいたんですかー?」

あぎり「さっきまでは~」

やすな「もう……ソーニャ2号のことで話があるのにー」

あぎり「ですね~」

ソーニャ(流石に怪しまれてるな……)

ソーニャ(早くなんとかしないと……)

ソーニャ「……」ガサガサ

あぎり「……」

やすな「ソーニャちゃーん!!でてきてよー!!!ソーニャちゃーん!!!」

ソーニャ(ヤツを見つけるまでは、やすなの前には出れない……!!)

ソーニャ「くそ……この公園にはいないのか……」

ソーニャ「一体、どこに……!!」

ワンワン!!

ソーニャ「!?」

ソーニャ「……」コソコソ

ソーニャ「……」ソーッ

「よしよし」

犬「ワンワン」

ソーニャ「……!?」

ソーニャ「おい!!!」

「え?」

ソーニャ「その犬……どうした?」

「この犬?これはもらったの」

犬「ワンワン♪」

ソーニャ「返してもらう!!!」

ソーニャ「こっちだ!!」ガバッ

犬「ワン!!」

「あ、ちょっと」

ソーニャ「……近づくな!!近づいたら……刺す」ギラッ

「な……!?」

ソーニャ「よし……もう大丈夫だ」ギュッ

犬「ワンワン」

ソーニャ「いくぞ」

犬「ワン」

「あー!!どろぼー!!!」

ソーニャ「泥棒はそっちだろ!!」ダダダッ

「えー……」


ソーニャ「よかった……ほんとによかった……」ギュゥ

犬「ワン」

ソーニャ「このやろう……本当に……心配……はしてないけど」

犬「クーン……」

ソーニャ「……でも……無事で……よかった……」ナデナデ

犬「ワンワン」

ソーニャ「ふふ……」ナデナデ

犬「ワン」

ソーニャ「そうだ。腹、減ってるだろ。焼きそばパンを持ってきた」

犬「ワン!ワン!!」

ソーニャ「よっと。ほら、食え」

犬「ワンワン!!!」

ソーニャ「……」ナデナデ

ソーニャ「はっ?!」

犬「ワン」

ソーニャ「い、今……自然に撫でてた……!?」

犬「クーン……クーン……」

ソーニャ「……ま、こいつなら怖くないか」

犬「ハッハッハッハ」

ソーニャ「よし。やすなと合流するか!!」

犬「ワン!!」

ソーニャ「やすなは今頃家か……」

ソーニャ「そうなると、明日になるな」

犬「ワン」

ソーニャ「いいか!!1日ロスタイムに入っただけだ!!わかってるな!?」

犬「ワン!!」

ソーニャ「よし。わかってるなら、いいんだ、うん」

ソーニャ「お前は逃げ出すから、首輪とかいるな」ギュッ

犬「ワン」

ソーニャ「あとは……何がいるんだ……?水をいれる容器とかか……?」

犬「クーン……」

あぎり「ばぁ!!」

ソーニャ「おおおゎぁおあおあお?!?!」

あぎり「こんばんは~。あぎりです~」

ソーニャ「な、ななな、なんだよぉ!!驚くだろう!!!」

犬「ワン!!」

あぎり「あ、見つかったんですね~?」

ソーニャ「ああ、なんとか―――って、違う!!探してなんかいない!!」

あぎり「ナイフのことなんだけど~?」

ソーニャ「あ、あああ!!!ナイフか!!お、おう!!見つかった!!」

あぎり「よかったね~?」ナデナデ

犬「ワン!!」

ソーニャ「もう遅いし、私は帰る」

あぎり「あ、ソーニャ」

ソーニャ「なんだ?」

あぎり「その犬、飼いますか~?」

ソーニャ「飼うわけないだろ」

あぎり「では、こちらに渡してくださ~い」

ソーニャ「なんで?」

あぎり「飼い主になってくれる人、見つかったので~」

ソーニャ「え……」

あぎり「さ、おねがいします」

ソーニャ「……その飼い主、ちゃんとした人なのか?」

あぎり「はい~」

ソーニャ「自分の目で確認したい」

あぎり「いいですよ~?やすなさんも近くまできているそうなので、呼びましょう」

ソーニャ「……」

やすな「あ、ソーニャちゃん!!」

ソーニャ「やすな……」

やすな「ソーニャ2号も無事だったのかぁ。ヨシヨシ」

犬「ワン!!」

やすな「聞いてよ!ソーニャちゃん!!ソーニャ2号は一度強奪されたんだよぉ!!」

ソーニャ「なに!?」

やすな「ほんと、悪い人もいるよね!ぷんぷん!」

ソーニャ「ま、そういういけ好かない奴はどこにでもいるからな」

あぎり「……」

やすな「でも、ひどいよねー。飼い主さんが散歩してるときに奪うなんて。飼い主さん、すっごく泣いてたもん」

ソーニャ「飼い主……?」

あぎり「実は~一度、ソーニャ2号を渡したんですよね~。で、散歩していると奪われたらしいです~。ナイフまでつきつけられて」

ソーニャ「え……え……?」

やすな「でも、ソーニャちゃんが取り返してくれたんだよね!!ありがとっ!!今から飼い主さんにソーニャ2号の無事を知らせないとね!」

ソーニャ「あ……え……?ちょ……」


やすな「ごめんくださーい」ピンポーン

「はい……。ああ、やすなちゃん」

やすな「はい!!」

犬「ワン!!」

「あぁぁ!!!サスケー!!!」

犬「ワンワン!!」

やすな「ちゃーんと取り戻しました」

「あ、ありがとう……ありがとう……」

あぎり「怪我はないようですし~だいじょうぶで~す」

「どうも……。で、あの、やすなちゃんが……?」

やすな「いえ、こちらのスーパーヒロインの―――って、あれ?ソーニャちゃーん!!どこー!!!」

あぎり「どうやら~照れちゃったみたいですね~」

「はぁ、そうですか。では、また後日お礼をしないとだめですね」

やすな「また、つれてきます!!」

「はい。いつでも待ってます」

ソーニャ「……」

ソーニャ「良い人そうだな……」

ソーニャ「ま、やすなとあぎりが選んだなら……いいか」

あぎり「ソーニャ!」

ソーニャ「うわぁ!?」

あぎり「よかったの~?」

ソーニャ「なにがだ?」

あぎり「ソーニャ2ご~」

ソーニャ「知らん。飼い主が見つかったのはいいことじゃないか」

あぎり「……」

ソーニャ「じゃあ、帰る」

あぎり「はい」

ソーニャ「……」スタスタ

ソーニャ「……」

ソーニャ「この犬小屋無駄になったな」

ソーニャ「解体するか」

ソーニャ「よっと」グッ

ソーニャ「……」

ソーニャ「いいか。明日でもできるし」

ソーニャ「風呂にはいって寝るとしよう」

ソーニャ「あーあ……このドッグフードと水……どうしたらいいんだよ……」

ソーニャ「……」

ソーニャ「非常食でいいか」

ソーニャ「さ、風呂だ風呂ー」


翌日 学校

ソーニャ「……」

やすな「おっはよ!!ソーニャちゃん!!」ポンッ

ソーニャ「ん?ああ。おはよ」

やすな(あれ?肩に手を置いたのにサブミッションを極めてこない……)

やすな(これはチャーンス)

ソーニャ「ふぅ……」

やすな「ソーニャちゃん、肩がこってますねー、おもみしますねー」モミモミ

ソーニャ「……」

やすな「すきあr―――」

ボキッ

やすな「わっちゃぁぁ!!??!!」

ソーニャ「……」

やすな「うぅ……まさか……アンニュイになって私を油断させる作戦だったのね……」

ソーニャ「ちがう……」

やすな「そーだ!!ソーニャ2号の飼い主さん、ソーニャちゃんにお礼したいって言ってたよ!!」

ソーニャ「そうか」

やすな「帰り一緒にいこうよぉ」

ソーニャ「いかない」

やすな「どうして?」

ソーニャ「それは……」

ソーニャ(通報されるからとはいえない……)

やすな「いこうよぉ!!ねえねえ!!」

ソーニャ「やめろ」

やすな「ソーニャちゃぁぁん」ギュゥゥ

ソーニャ「うざい」

やすな「ソーニャ2号の産みの親のくせにー、はずかしくないのかぁー」

ソーニャ「……ふん!!」ドゴォ

やすな「ぼごぉ!?」

ソーニャ「いかない。絶対にいかない」


放課後 通学路

やすな「ここだよ」

ソーニャ「……」スタスタ

やすな「ソーニャちゃん!!待って!!会うだけでいいからぁ!!」

ソーニャ「やめろ」

やすな「とう!!」ピンポーン

ソーニャ「あ、バカ!?」

やすな「逃げないで!!」ギュッ

ソーニャ「あのなぁ!!」

やすな「……出てこないね」

ソーニャ「る、留守なんだろ。もういい、帰る」

やすな「あーん!!ソーニャちゃーん!!」

ソーニャ「全く……」

「ちょっと、どうしたの?いくわよ」ググッ

犬「ワンワン!!」

ソーニャ「あ……」

「こんなところで座り込まないの」

犬「ワンワンワン!!!!」

「よっと」ギュッ

ソーニャ「……」

犬「ワンワン!!」

ソーニャ「……ばいばい」

「ほんとにどうしたの?」ナデナデ

犬「クーン……クーン……」

ソーニャ「……」


翌日 放課後

ソーニャ「ん?」

犬「クーン……」

「またこの家の前で座り込んで……」

ソーニャ「……」

「よいしょ」ギュッ

犬「ワンワン」

「前の飼い主さんの家なのかしら……?」

ソーニャ「……」

ソーニャ「犬に自宅を知られるなんてな」

ソーニャ「これだから、犬は嫌いだ……」


翌日 学校

やすな「雨、やまないねー」

ソーニャ「そうだな」

やすな「ソーニャ2号、元気かなぁー?」

ソーニャ「どうでもいいだろ」

やすな「よくはないよ」

ソーニャ「……」

やすな「会いたくないの?」

ソーニャ「会えない」

やすな「え?」

ソーニャ「私はもう……会えない」

やすな「どういうこと?」

ソーニャ「……」

やすな「ソーニャちゃん?」


放課後 通学路

ソーニャ「雨が鬱陶しいな……」

犬「クーン……」

ソーニャ「また……ん?」

「……」ピンポーン

犬「……」

「留守……なのかしら?」

ソーニャ「……」

「ん?」

ソーニャ「あ、やばっ?!」

「あ、あなた……!!」

犬「ワンワン!!!」タタタッ

ソーニャ「え?!」

「あ」

犬「ワンワン」ペロペロ

ソーニャ「あ、こら、やめろ!!服が汚れる!!」

「……」

ソーニャ「あ……えと……」

「貴女が……元の飼い主さんだったの?」

ソーニャ「いや、その……ただ一晩、家に置いただけで」

「そうですか」

ソーニャ「……そ、それじゃあ」

「あの」

ソーニャ「……?」

「いつでも。きてください。ソーニャ」

ソーニャ「……え?」

「それでは」

犬「ワンワン!!」

ソーニャ「……」


翌日 通学路

やすな「どうしたの?急にソーニャ2号に会いにいくーなんて」

ソーニャ「なんとなとくだ。いくぞ」

やすな「う、うん」

ピンポーン

「はーい?」

やすな「どうも」

ソーニャ「……」

「待っていました。どうぞ」

犬「ワンワンワン!!!」

やすな「わーい!!ソーニャ2号ー!!!」

ソーニャ「よしよし」

犬「わんわん!!」

ソーニャ「……」ナデナデ

犬「クーン」

「あの、ソーニャ……さん?」

ソーニャ「は、はい」

「その子、飼いますか?」

やすな「え!?」

ソーニャ「いや、でも……」

「やっぱりその子もソーニャさんと一緒にいたいみたいですし、ソーニャさんも……」

ソーニャ「……」

「私からその子を奪ったとき、本当に鬼気迫るような……感じでしたし」

やすな「ソーニャちゃんが奪った……!?」

「それであの……よければ……」

ソーニャ「……」

犬「ワンワン!!」

ソーニャ「ふざけるな!!」

「!?」

やすな「ソーニャちゃん!?」

ソーニャ「自分で引き取ったんだろ!!なら、最後まで面倒みろ!!私は……あのとき、ただ勘違いしただけだ」

ソーニャ「ナイフをむけたことは謝る。すまん」

「……」

ソーニャ「でも、コイツはあんたが責任をもって育てて欲しい」

やすな「ソーニャちゃん……いいの?」

ソーニャ「……それだけだ」

「わかりました。では責任をもって育てます」

ソーニャ「お願いします」

ソーニャ「……あと、昨日、散歩に出たか?」

「いえ、昨日は大雨だったので」

ソーニャ「犬、少しの間だけいなくなってなかったか?」

「ええ、そうなんですよ。でも、10分もしたらひょっこり顔をだしましたけど」


やすな「よかったの?ねえねえ」

ソーニャ「もういいよ」

やすな「だけど……」

ソーニャ「いいんだ」

あぎり「あら~なにしてるんですか~?」

やすな「あぎりさん!!」

ソーニャ「あぎり、昨日のお前だろ?」

あぎり「なんのことでしょ~?」

ソーニャ「ふんっ」スタスタ

あぎり「ソーニャ、気軽に来てもいいっていってましたよ~?」

ソーニャ「……そうか」

やすな「ソーニャちゃん!!まってよー!!」

ソーニャ「……」スタスタ

イヌ「ワン!!!」

やすな「あ、おっきい犬だよ。ソーニャちゃん」

ソーニャ「そうだな」

イヌ「……」

ソーニャ「……」スタスタ

やすな「あれ?怖くないの?」

ソーニャ「もう犬にはなれた」

やすな「すごい……弱点を克服しちゃった……!!」

イヌ「……」

ソーニャ「ま、犬ごときたいしたことないな」

イヌ「ウゥゥ……」

ソーニャ「少し撫でてやるか」スッ

イヌ「ガゥッ」ガブッ

ソーニャ「……」

やすな「……」

翌日 学校

やすな「おっはよー!!ソーニャちゃーん!!」

ソーニャ「おう」

やすな「手、大丈夫?」

ソーニャ「まぁな」

やすな「ねね。ソーニャ2号に会いに行く?」

ソーニャ「……そうだな」

やすな「やったぁ」

ソーニャ「……でも……」

やすな「なに?」

ソーニャ「……私、2号以外、犬は好きになれそうにない」

やすな「ソーニャちゃん……また犬が苦手になったの?」

ソーニャ「違う。大嫌いになった」

やすな「ソーニャちゃん……可愛そう……」グスッ

ソーニャ「犬は飼えそうにないなぁ……」
                                 おわり。

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