【サンパウロ時事】ロイター通信は7日、大型ハリケーン「マシュー」の直撃を受けたハイチの死者が、少なくとも842人に上ったと報じた。
ハリケーンでは隣国ドミニカ共和国でも4人の死亡が確認されている。
2007年以来、最大規模とされるマシューは4日、ハイチ南西部を直撃し、道路や通信網の一部を寸断。洪水や土砂崩れが確認されている。選挙を実施できず大統領が不在のハイチ当局は、状況把握に手間取っており、被害はさらに拡大するとみられる。
10年に大地震に襲われたハイチでは、今も約5万5000人がテントや避難所で生活。防災インフラも整っておらず、国連はマシューに襲われたカリブ海諸国の中で「最も被害を受けやすい」と指摘している。
最終更新:2016年10月08日 06:39