ポストニックウォーター

ポストニックウォーター

ポストニックウォーターはサンガリア重工エネルゲンのデータを元に作り上げた第三世代型スポドリ戦士である。
そもそもサンガリア重工はスポドリ戦士用のパーツ下請けがメインであったため、戦士開発は得意ではなかった。
主に感情プログラムの制作に難航し、調整もままならない状態で放置され、開発を中断していた。

感情プログラムで一番の問題となったのは彼の人格を形成する部分であり、おおよそ正義のヒーローとは思えない残虐かつ冷酷な性格になった。
本来であれば民間人を救出し悪を打ち砕くのがスポドリ戦士のあるべき姿。完成には途方もないデータ管理が必要となった。

彼のロールアウトは当初見合わせる予定だったが、スポドリ戦士開発で一線を張っていた大塚製薬ロボット研究所が襲撃される事件が発生。
少しでも戦力になればと上層部の勝手な命令でサンガリア重工の反対を押しのけ強行ロールアウトされた。

彼は大塚製薬ロボット研究所襲撃事件の迎撃に向かうが、その感情プログラムの暴走によって味方もろとも敵を殲滅してしまう。
その事でスポドリ元老院から処分を食らい、スポドリ秘密基地の地下で幽閉されてしまった。
その大塚製薬ロボット研究所襲撃事件の歴史の裏に、「味方殺しのポストニックウォーター」という別の歴史を作ってしまう事になる。

その際ポストニックウォーターの暴走を止めたのはゲータレードだったが、多くの味方機が犠牲になった。
ポストニックウォーターの行為でダーカー星人の侵攻を食い止める事には成功したが、その犠牲が果たして釣り合うものだったのだろうか。

こうした経緯でポストニックウォーターの話は戦士の中でもタブーとされている。

 

最近ではダーカー星人の侵攻が増し、スポドリ元老院が彼の釈放を考えている・・・との噂が流れているが、果たして・・・

最終更新:2013年11月19日 10:33