初出 | 少年KING 1985年10-17号 |
単行本 | ヒットコミックス 26巻,27巻 |
スコラコミックスペシャル 14巻 | |
ビブロスコミック文庫 17巻,18巻 | |
KING LEGEND 26巻,27巻 |
設定年代と主な舞台
主な登場人物
超能力
ギミック
あらすじ
前編
超能力の暴走症状「サイコ・ブラスト」に苦しみ、自身を人界から隔離するロック。
そんなロックを訪ねてきたのはESP研究者アンドレ・モリノであった。アンドレはロックの治療の手がかりを得るため、超能力の中和能力を持つ女の子ナミー・アナカルに会いに行こうと促す。
ナミーの居る惑星エプロを目指し山を下りたロック達だが、超人「マスター・バルカン」の部下に命を狙われ始める。ロックは反射的にバリアを展開しただけで行く先々の都市を壊滅させ、民間人に大量の死者を出してしまう。
そんなロックを訪ねてきたのはESP研究者アンドレ・モリノであった。アンドレはロックの治療の手がかりを得るため、超能力の中和能力を持つ女の子ナミー・アナカルに会いに行こうと促す。
ナミーの居る惑星エプロを目指し山を下りたロック達だが、超人「マスター・バルカン」の部下に命を狙われ始める。ロックは反射的にバリアを展開しただけで行く先々の都市を壊滅させ、民間人に大量の死者を出してしまう。
負傷したアンドレを病院に預け、ひとりエプロへと向かうロックだが、マスター・バルカンの配下にして老獪なエスパー・賢者ポロと、同じくバルカンの部下エンナに発見される。
無関係な民間人を積極的に巻き込むポロの罠にかかり、感情を爆発させて被害を拡大させてしまったロックは、凶悪なテロリストとして即日指名手配される。
無関係な民間人を積極的に巻き込むポロの罠にかかり、感情を爆発させて被害を拡大させてしまったロックは、凶悪なテロリストとして即日指名手配される。
後編
アンドレは、地位や知己・私財を失ってでもサイコ・ブラストに関する理論の証明にこだわっていた。それは数十年前のナミー・アナカルに起こった「若返り」を治療し、彼女に自分の母親としての姿と記憶を取り戻させるためであった。
病院を出てエプロの国立医療院を訪れたアンドレは少女ナミーと再会するが、それが替え玉であることに気付く。
病院を出てエプロの国立医療院を訪れたアンドレは少女ナミーと再会するが、それが替え玉であることに気付く。
一方ロックも、指名手配の解けぬままエプロに到着していた。
軍隊やポロたちの追撃に対し、ロックはESPジャマーで自らの死を偽装し、更には「超能力をブロックする超能力」に集中することで周囲の被害を抑えつつ、エスパー相手に生身同士の戦闘に持ち込むことで撃退する。
軍隊やポロたちの追撃に対し、ロックはESPジャマーで自らの死を偽装し、更には「超能力をブロックする超能力」に集中することで周囲の被害を抑えつつ、エスパー相手に生身同士の戦闘に持ち込むことで撃退する。
合流したロックとアンドレは、偽ナミーから引き出した情報により、惑星ラコットのバルカン生化学研究所の所長、ビンセント・ヨリックの存在を知る。マスター・バルカンの部下であるヨリックは、本物のナミーのESPを密かに育成していた。
ロックはラコットへの道中、エンナの仇討ちに現れたエスパー・アーノルドの宇宙船を迎撃し、実戦経験のない彼を返り討ちにする。
ロックはラコットへの道中、エンナの仇討ちに現れたエスパー・アーノルドの宇宙船を迎撃し、実戦経験のない彼を返り討ちにする。
ポロやエンナ、アーノルドたち強力なエスパーの死の思念をそれと知らずキャッチしたナミーは、ESP中和能力を大きく目覚めさせる。
完成したナミーを取り込んだマスター・バルカンはロックの前に突如イメージを投射する。間もなく起こる帝国の崩壊に備え、人類を救ってみせるのが超人の使命であるとバルカンは言い、その妨げになるロックを排除しようとする。ロックもまたかつてのライガーのような大量殺戮をためらわないバルカンを強く危険視するのだった。
サイコ・ブラストで増大したロックのESPがバルカンに向かうも、眠ったままのナミーに際限なく吸収される。身体のエネルギー全てを吸い尽くす勢いにロックは命の危機を感じ始める。
しかしロックのESPに触れたことでナミーは元の姿と記憶を取り戻す。彼女は「若返り」の暴走の直前、ロックに会っていた。吸収能力が正しく発動しなかったために、ロックはナミーに会った記憶とESPをコントロールする能力を失っていたのだ。
すべての超能力を吸収し宇宙に向けて放出する彼女の能力は、宇宙の歪みを正すためにあるという。バルカンの超能力を生命ごと吸収したナミーはアンドレに別れを告げ、この宇宙とこれから生まれるエスパーのために、光の粒子となって宇宙に散らばっていった。
完成したナミーを取り込んだマスター・バルカンはロックの前に突如イメージを投射する。間もなく起こる帝国の崩壊に備え、人類を救ってみせるのが超人の使命であるとバルカンは言い、その妨げになるロックを排除しようとする。ロックもまたかつてのライガーのような大量殺戮をためらわないバルカンを強く危険視するのだった。
サイコ・ブラストで増大したロックのESPがバルカンに向かうも、眠ったままのナミーに際限なく吸収される。身体のエネルギー全てを吸い尽くす勢いにロックは命の危機を感じ始める。
しかしロックのESPに触れたことでナミーは元の姿と記憶を取り戻す。彼女は「若返り」の暴走の直前、ロックに会っていた。吸収能力が正しく発動しなかったために、ロックはナミーに会った記憶とESPをコントロールする能力を失っていたのだ。
すべての超能力を吸収し宇宙に向けて放出する彼女の能力は、宇宙の歪みを正すためにあるという。バルカンの超能力を生命ごと吸収したナミーはアンドレに別れを告げ、この宇宙とこれから生まれるエスパーのために、光の粒子となって宇宙に散らばっていった。