C++スコーラ

数値の表示

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数値の表示

みなさんこんにちは、前回のページでは画面に文字を表示させました。
今回はコンピュータに計算をさせたいと思います。
本来コンピュータは超高性能な計算機なので、ここからが本領発揮です。
しかし、コンピュータの内部でどんなにすごい計算が行われていても、
それを人間が確認できなくては意味がありません。
なので今回は数値の計算と表示について説明します。

数値の表示

前回のページでも説明した printf(""); ですが、文字以外に数字を表示できます。
数字を表示するには二通りの方法があります。 プログラムで確認してみましょう。  
では前回同様VisualStudioを起動してプログラムを書ける状態にしてください。
必ず書く”おまじない”を書いてください。 ※今回からプログラムの例では”おまじない”部分は省略します。
おまじないが書けたら次のプログラム書いて実行してみましょう。
printf("1\n"); //文字としての1を表示
printf("%d\n",1); //数値としての1を表示
実行してみると1が二つ表示されました。
上の行は単純に1を表示しているだけです。
下の行は数値としての1を表示しています。 

計算した数値の表示

この二つにどのような違いがあるのか確認するため、つぎのプログラムを実行してください。
前のプログラムは消さずに「コメントアウト」しておくことをおすすめします。
printf("1+1\n"); //文字としての1+1を表示
printf("%d\n",1+1); //数値としての1+1を表示
実行結果に違いがでました。
上の行ではそのまま 1+1 が表示されています。
下の行は 2 が表示されています。
これはコンピュータが 1+1 を計算して、それを表示しているのです。
このように %d を使い、 " " の後ろに , を入れることで数値を表示できます。
また、%d は一つの printf の中でいくつでも使うことができます。
printf("%d%d%d%d%d%d\n",1,2,3,4,5,6); //数字を6つ表示
さらにほかの文字と組み合わせて使うこともできます。
printf("1+1は%dです。\n",1+1);
しかし、 %d では小数点を含む実数を表示できません。

小数点のある数字

そこで、 %f を使います。
printf("%f\n",5.3); //実数を表示
これで正しく 5.3 を表示できました。
しかし、 5.300000 のように表示されて見ずらいです。
見やすいように小数点第2位まで表示させるようにします。
printf("%.2f\n",5.3); //小数点第2位まで表示
% と f の間に . と数値を入れることで、そこより後ろの桁を四捨五入して表示します。

文字列の表示

次に、 %c について説明します。次のプログラムを実行してください。
printf("%c\n",'A');
A が表示されます。
%c を使うと文字を1文字表示することができます。 日本語(全角文字)を入れることはできません。
, の後に ' ' で挟んだ一文字を %c と置き換えて表示します。
printf  は文字を表示するためのものなのに、なぜこんなものが必要なのかは先に進んでから説明します。
今は使い方だけ覚えてください。

練習問題

次のようなプログラムを書いてください。
第1問
 自分の誕生日を表示する。
 ※%dを使うこと

第2問
 12に5を足す式とその答えを表示する。

第3問
 円周率を小数点第5位までで四捨五入して表示する。
 ※円周率:3.14159265359

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