初出 | 少年KING 1985年5号-9号 |
単行本 | ヒットコミックス 25巻 |
スコラコミックスペシャル 13巻 | |
ビブロスコミック文庫 17巻 | |
KING LEGEND 25巻 |
設定年代と主な舞台
- 宇宙暦0860
主な登場人物
超能力
ギミック
あらすじ
800光年をまたにかける第10回皇帝杯星間レース。
無名の美人パイロット、イライザ・シムノンはナビゲーターも整備クルーもつけず、とびきりの好成績を上げる。かと思えばラップタイムを乱高下させたり、規定コースを外れて中継船のレーダーを破壊したりと、不審な行動も目立っていた。
その一方ベテランパイロットのデイブ・ソコロフとナビゲーターのヒル・コンスタンツの「トライデント」は、凸凹コンビぶりを発揮しながらも優勝圏内に食い込んでいた。スタート前に知り合ったイライザを気にかけるたび、彼女のミステリアスな言動や、中古船と称する「UAI」の強烈な性能に驚き戸惑う。
イライザに持ち上がる不正疑惑に対し、放映チームを指揮するEVNの部長はエスパーの可能性を疑う。念のため起動していたE・デテクターは、イライザの一瞬のESPを検知した。部長は社の特務課にデータを照合するが、その動きは帝国軍に漏れ、部長は上層部から調査を制止される。
無名の美人パイロット、イライザ・シムノンはナビゲーターも整備クルーもつけず、とびきりの好成績を上げる。かと思えばラップタイムを乱高下させたり、規定コースを外れて中継船のレーダーを破壊したりと、不審な行動も目立っていた。
その一方ベテランパイロットのデイブ・ソコロフとナビゲーターのヒル・コンスタンツの「トライデント」は、凸凹コンビぶりを発揮しながらも優勝圏内に食い込んでいた。スタート前に知り合ったイライザを気にかけるたび、彼女のミステリアスな言動や、中古船と称する「UAI」の強烈な性能に驚き戸惑う。
イライザに持ち上がる不正疑惑に対し、放映チームを指揮するEVNの部長はエスパーの可能性を疑う。念のため起動していたE・デテクターは、イライザの一瞬のESPを検知した。部長は社の特務課にデータを照合するが、その動きは帝国軍に漏れ、部長は上層部から調査を制止される。
レースは最後の星系へと移る。
過去の事故のトラウマから前後不覚に陥りコースを大幅に外れてしまったデイブは、地図に無い宇宙船の補給基地を発見する。
同じくコース外にいたイライザはデイブたちのもとに現れ、真相を話す。彼女はレギュレーション違反の超高性能機を持ち込み、コースを先回りしてマーカーを超能力で動かしていた。本来のコース上にある反帝国組織SOEの拠点の存在を隠すのが彼女の目的だったのだ。
航行記録を編集されて解放されるデイブたちだが、ゴールに向かおうとしたその時、背後で戦闘の光が炸裂する。重大な秘密を口約束で済ませてくれたイライザに恩義を感じたデイブたちは彼女のもとへ引き返す。
戦闘の跡には男の死体があった。テレパシーに従ってありったけの栄養剤を打ち込むと、男は礼を言って立ち上がる。彼はロック。イライザ・シムノンのもうひとつの姿であった。
過去の事故のトラウマから前後不覚に陥りコースを大幅に外れてしまったデイブは、地図に無い宇宙船の補給基地を発見する。
同じくコース外にいたイライザはデイブたちのもとに現れ、真相を話す。彼女はレギュレーション違反の超高性能機を持ち込み、コースを先回りしてマーカーを超能力で動かしていた。本来のコース上にある反帝国組織SOEの拠点の存在を隠すのが彼女の目的だったのだ。
航行記録を編集されて解放されるデイブたちだが、ゴールに向かおうとしたその時、背後で戦闘の光が炸裂する。重大な秘密を口約束で済ませてくれたイライザに恩義を感じたデイブたちは彼女のもとへ引き返す。
戦闘の跡には男の死体があった。テレパシーに従ってありったけの栄養剤を打ち込むと、男は礼を言って立ち上がる。彼はロック。イライザ・シムノンのもうひとつの姿であった。
イライザのUAI機から燃料を分けてもらい再び飛び立つトライデント。最終局面の激しい首位争いを根性で制するデイブとヒルだが、機体はゴールラインを抜けた直後に自壊してしまう。慌ただしく脱出するふたりは、苦笑する女の声を聞いた気がした。