人
「・・本当にいいの?」
男は尋ねる。
「うん・・いいよ。やっと一つになれるね。」
緊張と歓喜が入り混じった声で女は応える。
「じゃあ、触るよ。」
優しく撫でるように、桃色を揉み解していく。
「んっ・・・あ・・・。」
静かな快感がか細い声を反響させる。
「どう・・?よくなってきた?」
続けながら男は心配げに尋ねる。
「ぁ・・うん・・・なんか中がだんだん熱くなってきたみたい・・。」
「じゃあ・・少し強くするよ・・!。」
「あっ!んうう・・・!んっ・・・」
熱を帯びた桃色が形を変え、緩んでいく。
「・・すっかり出来上がったみたいだね・・。」
男は息を呑み、不慣れな手つきで鋼鉄を宛がう。
「入れるよ。」
「うん・・。」
ゆっくりと、柔らかな空洞に硬い軸が入っていく。
「んぁあん!」
先端の凹凸が中を抉り、思わず嬌声をあげる。
「大丈夫?」
「うん・・続けて・・。」
了解を得て、そのまま奥へ根元へ食い込ませていく。
「あぁ、っあぁ・・・!!んぁぁ!」
「あっ、いや、っああ・・・っ!やぁ・・そこぉ・・」
奥へ、左右へ、揺さぶっていく。
「もうすこしっ・・もうすこしで奥まで・・・っ!」
先端に力がこもる。
「あっ・・中っ・・よすぎて・・やばい・・!」
「・・・っも・・・っめぇええ・・・やぁ・・んっ・・んっ・・!」
お互いの呼吸が合った刹那。
「あっ・・・・・っっ!!」
「んんんんぁあ!!!んぅーーーーっ!!」
二人は一つのまま、
願いを同じくし果てた。
最終更新:2013年11月18日 03:14