リベリオン(ストーリー)
プロローグ
ナレーション
「聖域都市東京」。災厄による崩壊の後
歪みを抱えた不安定な街。
その中心にそびえ立つ「聖幽塔」。
神聖教団レギオンの本拠地でありながら
暗き意思が暗雲を呼ぶその場所で
新たなる混沌が生まれ始めていた。
力と生を得た混沌は影となり
新世界の到来と現世の終末を告げるために
ゆっくりと、確実に拡がっていくーー
リベリオン
始まるな、俺達の聖戦が。
4戦目(vsリヒト)
リヒト
……天羽、グレたか?
いやまあ、お前さんはとっくに
やんちゃな事をしでかしてるが。
リベリオン
あん? 何の事だ?
俺は常に自分色に染まってるだけだぜ。
幕間
???(ディエス)
穢れし古き世は裁きによりて消え
新たなる世界が夜明けと共に来る。
嘆きを越え哀しみを継ぐ選ばれし神の子よ。
新たなる星を誘う聖なる塔へ来たれ。
我と共に、新たなる世界をーーー
リベリオン
ふぅ、やれやれだぜ。
さて……どこに行けばあいつに会えるんだ?
聖魔ルシフェル
ふふ、聖幽塔に強い力が集まってきてる。
皆あそこを目指してるのね、だからきっと。
……でも、会ってどうするのかしら?
リベリオン
見せてやるのさ、あいつに。
真実の愛って奴を。
しっかし、塔で待ってればよかったのかよ。
7戦目(vs零彗)
零彗
……何の冗談だ? 気色悪いぜ。
リベリオン
ご挨拶だな、兄弟みたいなもんだぜ?
まあそんな事はどうでも良いさ。
ーー構えろよ。
零彗
……いきなりかよ。
まあ理由はわかるぜ。
いいさ、受けて立ってやる。
リベリオン
ああ、白黒つけようぜ。
お前と俺、どっちの愛が本物なのか。
どちらがナイトの称号にふさわしいのかを。
7戦目勝利
リベリオン
これで証明できたな。
俺達の愛は闇を貫いて光り輝いている。
零彗
くそ……なんなんだ、テメェ。
リベリオン
俺とお前はよく似てる、当たり前だけどな。
だが俺の方が一歩上だって事さ。
……さぁ、後は……。
8戦目(vsジャッジ)
ジャッジ
戻ったのか、リベリオン。
……フン、余計な知恵をつけたと見える。
リベリオン
いやな奴に会っちまった。
何の用だ? 聞くまでもねえか。
ジャッジ
貴様が何を企てていようと
私と戦う事に変わりはない。
ここが貴様の死に場所だ。
リベリオン
冗談。
こんな所で翼をもがれるつもりは
さらさらないんだよ。
8戦目勝利
リベリオン
悪いな、俺達は先に行かせてもらうぜ。
お前も自由になればいい。
ジャッジ
………ククク。
ハーッハッハッハッハ!!
リベリオン
…………じゃあな。
ラスボス戦
法皇ディエス・イレ
ーー破壊と再生の時は来たれり。
我は今、避けられぬ終末を嘆き
消え行く現世の哀しみを背負わん。
よくぞきた、新たなる神となる運命の子よ。
時は満ちた。今こそ、新世界の到来を。
幾星霜を超えて世界を待ち望んだ光をーー
リベリオン
アンタには感謝してるぜ。
だけど悪いな。俺達は
アンタという束縛を断ち切って自由になる。
ラスボス撃破、エンディング
法皇ディエス・イレ
ク、クク……クハハハハ!!
その名の通り、宿命にすら歯向かうか!!
汝の力、神たる我が力を凌駕せり!!
新たなる神は来たれり!
その名、その顔、その声! 忘れはせぬぞ!!
フフハハハ……ハーッハッハッハハ!!
聖魔ルシフェル
あの人の夢、ステキな夢だったわね。
息がつまりそうになるくらいに。
リベリオン
感謝はしてるけどな。
けど奴の自由は俺達の不自由だ。
それに俺は、この世界割と気に入ってるぜ。
さあ、これからどうするか。
いざ自由になると、なかなか思いつかねえ。
聖魔ルシフェル
あきれた。退屈させないでよ?
せっかく自由になっても
暇が続くんじゃあつまらないわ。
リベリオン
わかってるさ。
けどよ、今は何も考えないで過ごす
……ってのも悪くないだろ?
聖魔ルシフェル
そうね、やっとゆっくりできるんだもの。
今はこれでいいわ、退屈を楽しんであげる。
(ED絵挿入)
リベリオン
ああ。ゆっくり考えようぜ。
そうだな……少ししたらまずここを出るか。
この鳥籠は俺達には窮屈すぎる。
聖魔ルシフェル
うふふ、出られるかしら? ここから。
リベリオン
俺達はどこにだって飛んで行けるぜ?
お前という翼と、俺という剣があれば、な。